インタビュー・コメント

ジャスティン・ゲイジー「フィジエフはグラウンドにも注意する」

今週末のUFC286では、ジャスティン・ゲイジー対ラファエル・フィジエフが行われます。

ゲイジーは北コロラド大学ではNCAAディビジョン1でオールアメリカンに選出された経歴があるものの、UFCでは主に打撃戦を好んでいます。

その理由についてゲイジーは自分でもわからないと主張しました。

「私はこのスポーツの歴史の中でオクタゴンに足を踏み入れた最もエキサイティングな選手だ。もちろんそれを誇りに思っているよ」

「(打撃を好むのは)意図的ではないんだ。それが自分という人間だよ。私はレスリングの世界で生きてきた。レスリングの試合は退屈なものだよ。それが私のレスリングの試合は決して退屈なものではなかった。そんなものだよ。なぜなのかはわからないけどね。自分ではどうすることもできないよ」

ゲイジーは打撃戦になった場合は、あまりにも速く動いていることから試合のことを覚えていないと語ります。

「あまりの速さに、間違いなく記憶を思い出せなくなる。そこで情報を記憶する能力は存在しないんだ。すごいスピードで動いているから、情報を記憶するのに時間がかかると、末梢神経や直感が1~2秒完全になくなってしまう。1~2秒未満の中で戦っているんだから、そんな時間はないよ」

ゲイジーは対戦するフィジエフに対して、打撃だけでなくグラウンドスキルにも注意するつもりだと語りました。

「ムエタイの選手だからといって、私にテイクダウンしてこないとは限らない。私はグラウンドになったら起き上がって、トップからいくつかのサブミッションを仕掛けるようにしている。このスポーツでは、誰もがそういった能力を持っているから、グラウンドに持ち込むスキルを見過ごすことはできないよ」

「彼は素人目に見ても、とんでもないスキルを持っているね。この男はベスト・オブ・ベストだ。ただ、ある特定の状況を利用することができると思う。ある状況下ならもっとダメージを与えられると思うよ。距離のコントロールは自分の方がより上手くできると思うから、そのためには土曜日に完璧な状態で臨まなければいけないね」