今週末に開催されるUFCファイトナイトでは、カーティス・ブレイズとセルゲイ・パブロビッチによるヘビー級マッチが行われます。
ヘビー級はUFC285でシリル・ガーヌに第1ラウンドわずか2分で勝利したジョン・ジョーンズがチャンピオンになっています。
ブレイズは『MMA Fighting』のインタビューで、ジョーンズ対ガーヌを振り返りました。
「俺が知りたかったのは、ジョン・ジョーンズが第1ラウンドや第2ラウンドもあのようにできるかどうかだ。あのやり取りから得られるものは本当に何もなかったね。ジョーンズの左ストレートでバックを奪ってテイクダウンをとり、後ろ足をフックしてマウントを取り、ギロチンをとっただけだった。シリル・ガーヌがグラップラーとしては全然ダメだということしかわからなかったよ。彼はプロの格闘家なんだから勉強するだろうと思いたい人もいると思う。実際10〜15年と戦っていても、ギロチンや三角絞めのディフェンス方法を学んだことがない人もいるんだ。ただグラップリングしたくない人もいる。俺はそこから学んだ。グラップリングに関して、彼は決して適応するつもりはないんだろう。彼がジョン・ジョーンズを圧倒するとは思っていなかったが、少なくとも善戦するとは思っていた。彼は何をすればいいのかわからなかったんだ」
ブレイズは自分にガーヌにはないレスリングがあるとし、今後ジョーンズと善戦することができると語っています。
「サイズ、レスリング、運動神経、スピード、敏捷性などさまざまな理由から、俺は最もタフな相手になる。ジョン・ジョーンズのような才能ある選手とマッチアップするために必要なものは全て持っているよ。彼にはリーチがあり、彼の腕は俺のリーチより長い。ヒジを使ったり、クリンチに入ったりしなければならないかもしれないが、俺なら彼をテイクダウンできると信じている。一度テイクダウンを奪えば、俺に有利になると考えているよ」
「素晴らしいマッチアップになると思うし、そうなることを願っているよ。1年半前の自分と比べると、今はかなり良くなっている。彼は38歳までは余裕で、39歳まで頑張るかもしれない。彼はレブロン(ジェームズ)、トム・ブレイディ、ラファエル・ナダルといった異常者の部類に入るんだ。彼がやりたいと思う限りはずっと戦うことができるだろうね」
今後ジョーンズはスティーぺ・ミオシッチとヘビー級タイトルの防衛戦を行うことが予想されています。
ブレイズはジョーンズが勝つ方に大きく支持されているものの、ミオシッチをテイクダウンするのは簡単ではないと語りました。
「もしジョンが勝てばハードな戦いになると思う。彼はただテイクダウンして殴ってギロチンするだけじゃない。スティーぺは賢い選手だ。彼はレスリングと打撃をどう組み合わせるをわかっている。ジョンもそうしているだろう。だから彼はこれまでとは違う考え方で試合に臨むことになる。この前の試合で、(ジョーンズは)シリル・ガーヌがグラップリングの方法を知らないことをわかっていた。俺はいつも頭の片隅にそれを置いているんだ。それが自信につながっている。もし苦しくなったらグラップリングをすればいい。でも彼はスティーぺにはそれができない。ジョンはダニエル・コーミエをテイクダウンできたが、これはヘビー級の話だ。スティーペが勝つ確率はフィフティ・フィフティだと思うよ」