インタビュー・コメント

ジョン・ジョーンズがミオシッチ戦後の引退を示唆

3月のUFC285でシリル・ガーヌに勝ってヘビー級チャンピオンになったジョン・ジョーンズは、今年中にスティーぺ・ミオシッチとの防衛戦を行う予定です。

しかしこの初防衛戦を最後に、ジョーンズは引退する可能性を示唆しています。

ジョーンズは『Fox Sports Australia』のインタビューで、他に戦うべき相手がいないと語りました。

「今の目標はマディソン・スクエア・ガーデンでスティーぺ・ミオシッチとのビッグファイトを行い、その後に辞めることだよ」

「スティーペ戦があれば十分だと思う。スティーペ・ミオシッチに勝った後は、あまり証明するものがないような気がするよ。長いキャリアを歩んできて、選手の年数で言えば俺は年がいってる方だ。長い間トレーニングをしたり試合に出たり、小さなケガもしたし、とにかく一緒にいたいんだ。家族や子供たちのそばにいたい。子供と一緒に遊びたいね。だからすぐに終わりを迎えるのは目に見えていて、それについては満足している。自分のキャリアを誇りに思っているよ」

UFCは当初ジョーンズとフランシス・ガヌーの対戦を計画していました。

しかしUFCとガヌーの契約で折り合いがつかず、最終的にガヌーはフリーエージェントとなってUFCを去ることになりました。

ジョーンズはもしミオシッチに勝利すれば、次にセルゲイ・パブロビッチと対戦する可能性があるものの、その試合を受けたいと思える金額をもらえないとやらない考えを示しています。

「フランシス・ガヌーの試合は、引退しないで楽しませる価値があると信じている。フランシス戦は、それなりの収益が生まれると思うし、時間をかける価値があると思う。フランシスは元チャンピオンで、ここアメリカでも世界でもかなり人気がある。大金が手に入るし、そのためならまた復帰してもいいと思えるんだ。みんなセルゲイ(パブロビッチ)を話題にしていて、セルゲイはすごい挑戦者だけど、誰も彼がどういう選手なのかを知らない。ルーク・トーマスはその試合をハイリスク・ローリターンだと言ったと思うが、フランシス・ガヌーのような選手と戦えば、世界中が注目することになる。リスクとお金、そのすべてに見合うだけの価値がある。だからどうなるか誰にもわからない。もしかしたらUFCが相応しい金額を提示してきて、このセルゲイ戦が実現できるかもしれない。でも今のところ俺は賞賛されるだけで、特に証明することはない。フランシス戦があれば、もしかしたらこのまま続けていけるかもしれないと、すごくワクワクすると思うんだ」