UFC288では当初チャールズ・オリベイラ対ベニール・ダリウシュがセミメインで予定されていたものの、オリベイラがケガで欠場したことから延期されました。
そのためセミメインがなくなったUFC288でしたが、急きょギルバート・バーンズ対ベラル・ムハマッドが決定し、セミメインで行われることになります。
今週行われた記者会見でムハマッドは、試合のオファーを断ることができなかったと語りました。
「みんな知っているだろうが、俺は戦うことが大好きだ。このチャンスに興奮したし、大きなチャンスだったし、断れなかった。すぐに仕事に戻って、コーチやチームに連絡をした。みんなやろうって言っていた。準備はできているよ」
ムハマッドは最近まで約1ヶ月間ラマダーンを行っており、4月20日に終了したばかりです。
ラマダーン期間中は日の出から日没まで断食を行うため準備にも影響することが予想されますが、ムハマッドはメンタル的に良い状態だったことから試合を受け入れたと語りました。
「ラマダーン期間中、俺の心はかつてないほど強くなる。精神的に全く別の次元にいるような感じがする。自分のメンタルが100%であることがわかれば、(フィジカルは)どうでもよかった。減量がどうであろうと関係ない。ラウンド数も気にしなかった。なぜなら精神的に何でも乗り越えられるとわかっていたからだ。全ては神が与える運命だとわかっている。そして神がこの瞬間のために、適切なタイミングで適切な状況にしてくれたんだと感じた。なぜならこの瞬間ここでキャリアが作られることになり、伝説的なストーリーが語り継がれることになるからだ。土曜の夜にこの試合に勝った後、誰も俺を否定することはできないだろうね」
ムハマッドはバーンズに勝利すれば、次のアブダビでウェルター級タイトルに挑戦するつもりだと語りました。
「もし今週末に素晴らしいパフォーマンスを発揮して、すごいフィニッシュを決めたりすれば、アブダビに行くことになると思うんだ。アブダビでレオンにコルビー戦を組むと思うのか?いいや、アブダビでは俺を戦わせるだろうね。夢のような話だし、そういうストーリーになるんじゃないかと思う。今週末は自分の仕事をするだけで、他のことは何も考えなくていい。なぜなら次の試合ではタイトル戦を戦うことになると思うからだ」