UFC288のセミメインでは、ベラル・ムハマッドがギルバート・バーンズに判定で勝利しました。
当初予定されていたチャールズ・オリベイラ対ベニール・ダリウシュが延期になったことで、急きょ組まれたこの試合でしたが、ラマダーン明けのムハマッドにとって厳しいものが予想されました。
しかしムハマッドは試合後の記者会見で、ラマダーンを乗り越えたことについて次のように語っています。
「だから言ったじゃないか。俺は世界最高のウェルター級選手だ。ギルバート・バーンズのような男を、ラマダーン明け3週間で倒すなんて、みんなはここに来るまでにどんなことを経験したか知らないだろう。チームと仲間が大好きだ。自分たちや神を信じれば、どんなことでも乗り越えられるんだ」
エドワーズはまずコルビー・コビントンと防衛戦を行う予定です。
そしてこの試合の勝者が次にムハマッドと対戦することが予想されます。
ムハマッドとエドワーズは2021年3月に対戦しており、そのときはエドワーズによるアイポークによって試合はノーコンテスト決着となりました。
一方でコビントンにも良い印象を抱いておらず、ムハマッドはどちらが勝っても問題ないと語りました。
「レオン・エドワーズとはやり残したことがある。彼はGOATを倒した。最も長い連勝記録を持っている。俺にとって彼からタイトルを奪うこと、特に直近の試合であのような判定に満足していたようだが、(エドワーズが勝ってもコビントンが勝っても)どっちもどっちだね。両者とも俺の拳を味わうことができるんだから、どちらが相手になっても自分にとっては満足だよ」
ムハマッドはコビントンに対する嫌悪感を語っています。
「何年も前からヤツとは戦いたいと思っていた。UFCに入ったときから、アイツの顔を殴りたいと思ってたんだ。ステップ・ブラザース(映画)を見たことがあるなら、彼は思わず殴りたくなるような顔をしている。コルビー・コビントンはまさにその顔だよ。彼はもしタイトルを獲ったら、さらに2年間はいなくなるだろう。1年半ぶりの試合になるのか?彼はアクティブに戦いたがるヤツではないんだ」