UFC288のメインイベントでは、アルジャメイン・スターリングがヘンリー・セフードにスプリット判定で勝利し、バンタム級タイトルの防衛に成功しました。
試合後のインタビューでオマリーはケージの中に入ったことで、今後スターリング対オマリーの実現が濃厚となっています。
オマリーは『The MMA Hour』に出演し、スターリングのどこが一番印象に残っているかという質問に対して次のように語りました。
「どちらかといえば、彼のスタミナだね。5ラウンド、ヘンリーについて行ったことは何よりも印象的だった。アルジョがいかに危険な相手であるかは理解している。彼の長所も短所も知っているし、彼の戦績を見れば今バンタム級の中で最も偉大な選手と言えるかもしれないから覚悟はできている。この挑戦にとてもワクワクしているし、自分には世界を震撼させるだけの能力とスキルがあると信じているんだ。というのも自分が素晴らしいアンダードッグになると思っているからだ。彼が倒してきた選手や彼のスタイルを見てみると、非常にグラップリングに重きを置いていると思う。もちろん俺は素晴らしい選手たちと一緒にトレーニングをしている。俺は強みと弱みがどこにあるのか理解しているし、自分のスキルに自信を持っているけど、アルジョがコーリー(サンドヘイゲン)にやったのと同じようなことをするというのが外からの見方だろう。体型が似ているから、コーリーよりも12秒以上持たなければいけないね。冗談だよ」
オマリーは過去5試合無敗(1NCを含む)で、元チャンピオンのピョートル・ヤンにはスプリット判定で勝利しました。
しかしオマリーはUFC選手の報酬に影響を与えるペイパービューポイントが保証されていないことに不満を示しました。
「残念だよ。なぜならチャンピオンは当然ペイパービューポイントを手にするけど、俺は思い通りに手にすることができないからだ。だから全然違うんだ。もしその試合が実現したらもうちょっとプッシュしてみようと思うが、最終的には本当に上手くいって欲しい。アルジョがそのうちの数%をくれると言っていた。それでも十分成功するだろう。数字で表すとこの2倍くらいでいいんじゃないだろうか。俺はそれなりに稼いでいるから、あまり心配はしていないけどね。俺はきちんと報酬をもらっているんだから、そんなのなくても大丈夫だ。自分のやるべきことをやってアルジョに勝ってそこから頑張るよ」
オマリーはその後、スターリングがペイパービュー収益の一部をくれると言ったのは冗談だと明らかにしました。
またスターリングは9月頃の復帰を望んでいるものの、オマリーは8月にUFCがボストンで開催しようとしているイベントで実現させようと考えています。
「もしボストンの会場が確保されれば、UFCは俺をボストンに連れてきたいと考えていると思う。アルジャメインにどれだけの選択肢があるのかはわからないけどね。彼はチャンピオンだし、俺は1位だ。彼はケガをしていないし良い状態だ。ともあれ俺はボストンで戦うつもりだ。彼が姿を現し、彼が人生最大の報酬を得られるかどうかは本人次第だね」
「ワクワクしているし、復帰の準備ができている。9月になると思うが、9月がどこになるかは誰にもわからないことだ。俺は8月が理にかなっていると思う。15週間あって、3ヵ月半、4ヵ月に近い。2週間ほど休んで復帰するには十分だ。彼は第1ラウンドで勝つと言っていたのに、なぜトレーニングするのかもわからないね。おそらく14週間休んで、ファイトウィークにトレーニングをして仕事をこなそうとするんだと思うよ」