UFC288のメインイベントでは、アルジャメイン・スターリングがヘンリー・セフードに勝利して、バンタム級タイトルの防衛に成功しました。
バンタム級ランキング1位のメラブ・ドバリシビリは、トレーニングパートナーで友人のスターリングとの対戦を拒否していることから、次は2位のショーン・オマリーと防衛戦を行う予定です。
メラブは『The MMA Hour』に出演し、ヘンリー・セフードと戦いたいかどうか聞かれ、次のように語りました。
「(ピョートル・ヤン戦では)手をケガしたまま戦って勝つことができたけど、今はこれも治したいと思っている。でもヘンリー・セフードと戦うのは?問題ないよ。アルジョ(スターリング)がショーン・オマリーに勝った後なら、彼と戦えるよ」
メラブはすでに来週手術を予定しているものの、他の選択肢を検討するために、手術の延期を考えていると明かしています。
「月曜日には手術を受ける予定だったが、念のため(セカンドオピニオンを)受けるつもりだ。ギガ・チカゼはロサンゼルスにいる別の医師を推薦していたけど、名前を忘れちゃったよ。手術する日を先にずらしたいと思っているけど、痛いから他に解決する方法がないか知りたくて、他の医師にも確認したいんだ。おでこにパンチするたびに痛くて20秒くらいで使えなくなってしまうし、サンドバッグに打ったり、レスリングをしたりするときも悩んでいる。前はこういった問題はなかったんだけどね」
もしスターリングとオマリーが対戦する前に、バンタム級トップ選手と戦えるなら、手を治すことも延期することもできると語っています。
「誰と戦うかによるね。もしコーリー・サンドヘイゲンと組まれれば、来週戦うことになるから手術は必要ないだろう。もしヘンリー・セフードと戦うなら手術は必要ない。戦うことが好きだから問題ないし、マウスピースを噛んで痛みを軽減するから大丈夫だ。そういう試合はワクワクするね。3位や4位にいる選手たちは、それに相応しいレベルの高い選手たちだ。そういう試合がしたい。でもウマル・ヌルマゴメドフは11位だから、この試合にはワクワクしないんだ。私にはその権利がある。UFCに5年以上いて11試合しているけど、言われるたびに試合を受け入れてきたんだからね」
UFCのダナ・ホワイトはスターリングと対戦しないメラブに対して不満を示しています。
メラブはUFCの考えも理解できると語っています。
「ビジネスであることは理解しているよ。でも私はファイターだ。戦わなければならないし、とにかく勝つことや自分のことに集中しなければならない。そういうことは自分ではコントロールできないんだ。自分はタイトル戦をやらないからUFCの言い分は理解できる。彼らは私を懲らしめたいと思っているんだ。それで問題ないよ。それにビジネスも理解している。彼らはメインイベントを必要としているからね」
もしヘンリー・セフードと本当に対戦できるなら、戦うつもりだと語りました。
「彼は素晴らしい選手だ。アルジョ戦での彼の上手さには驚かされたくらいだよ。自分にとっては大きなチャレンジだし、こういうチャレンジが大好きだ。ヘンリーが本当にこの試合を望むのであれば、彼のことはとても尊敬しているから問題ないよ。でもどうなんだろう、賢くなるにはアルジョが(フェザー級に)上がるのを待って、そこで決まった相手と戦うべきなのかな。だってみんな負けたからね。ヘンリー・セフードも負けた。サンドヘイゲンは良い選手かもしれないけど、私は9連勝中だからね」