インタビュー・コメント

フランシス・ガヌーがONE代表チャトリとの会談を明かす

元UFCヘビー級チャンピオンのフランシス・ガヌーは今週、PFLと契約したことを発表しました。

ガヌーがUFCを退団した後、様々なプロモーションによる争奪戦が繰り広げられ、他にはONEチャンピオンシップやベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)も興味を示していました。

しかしBKFC代表のデビッド・フェルドマンは、ガヌーはあり得ない金額を要求していると発言しました。

これに対してガヌーは『The MMA Hour』に出演し、BKFCとは話をしたこともないと語りました。

「彼とは話したことないけど、ただ彼は費用がかかると思い込んでいたんだと思う。ショーを開催するために住宅ローンを組まなければならず、そのローンを支払えないと思い込んでいたんだろう。俺のチームは彼と話したことないんだけどね。彼のコメントを見たとき、どこから聞いたんだろうって思った。その後チームに電話して、彼は俺の知らないところで誰かと話をしたのかと聞いたよ。するとみんなが彼とは話をしていないと言うんだ。だからこの話がどこから来たのかはわからない。俺はその話をしていなかったんだからね。こいつはただのジョークだよ」

「あるとき彼はショーやイベントの宣伝をしていた。PRするためなら、何でもするつもりなんだろう。でも彼とは話したこともないし、何も聞かなかったし、連絡さえもしなかった。我々は興味があったわけではないのだが、彼は連絡を取ることすらしなかったんだから、我々が興味を持っているのかどうかもわからなかっただろう。だから一部のプロモーターは二枚舌だと言っているんだ。おかしな話だよ」

またONEチャンピオンシップ代表のチャトリも、金銭的な問題からガヌーに最終オファーを出さないことを決定したと語りました。

しかしガヌーはONEとのミーティングは、すでにPFLに行くと決めた後に行われたと主張しました。

「チャトリはパフォーマンスをしていただけだと思う。彼とマット・ヒュームにはPFLから最高のオファーを受けたと伝え、あなた方と交渉するつもりはない言ったんだ。その6週間前くらいにね。すると彼はシンガポールでもカメルーンでも飛んでいけるよって言ってきた。これはやりすぎだと思ったよ。どう対処したらいいのかわからない。カメルーンへのフライトはどうする?何のために?ただ状況を伝えただけなのに、彼はプッシュし続けた。だから俺はチャトリからのプレッシャーに耐えられないとチームに伝えたんだ。それでも彼はずっとプッシュし続けていた。だから敬意を表して、彼に会わなければならない。話し合いをして、彼のことは尊敬している。実はチャトリのことは大好きなんだ。以前は好きだと思っていた。今はその話が本当なのかどうかさえ疑ってしまうよ。でも昔は好きだった」

「ロサンゼルスで会ったときに前置きをしたんだ。俺は今PFLに興味を持っているとね。すると彼はなぜ自分をここに連れてきたのかと聞いてきた。だから彼には、『まず初めにあなたのことは尊敬している。たとえPFLと契約したとしても、いつかフランシスに会いたいと言う日が来るだろう。それにあなたはビジネスで会いたいとは言っていない。俺のチームと一緒にビジネスの話をして、それから俺に会いたいと言ってきた。つまりビジネスではないようだね?』と伝えたんだ」

「そして彼は俺にいろいろなものを見せ始めた。スクリーンショットを13枚見せてくれたと思うが、ONE FCはスポーツ界で2番目に視聴されていることを示す統計だった。プレミアリーグ、NFL、NBAよりもYouTubeの再生回数が多いんだとね。彼はそういったものをたくさん持っている。とにかくそれがミーティングのすべてだった。この人を尊敬しているんだからと思ってこのミーティングを受けたんだが、失礼かもしれないが、ちょうど11時間のフライトから帰ってきたところで、さらに帰国するためにまたフライトが必要になってしまった。1時間程度のミーティングだと思っていたのに、気がつけば2時間以上経っていたよ。コーヒーを3杯も4杯も飲まなければならないし、統計データを聞きながら、アジアは46億人いてONE FCがいかに爆発するか示してくれたし、ネルソン・マンデラのようになるんだとね。とんでもないパフォーマンスだったよ。チャトリのパフォーマンスに拍手を送るよ」

PFLへの参戦を発表したガヌーは今後、ボクシングの試合にも挑戦する予定です。

ガヌーはフリーになってから自分を悪く言ったプロモーターやファンに対して反論しました。

「俺が負けるのを待っている人もいるかもしれないね。俺が言えることは、彼らに申し訳ないということだ。俺は勝っているんだから、彼らが涙を拭うためのティッシュだけは用意してあげるよ」