インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「ガヌーはマクレガーやメイウェザーじゃない」

元UFCヘビー級チャンピオンのフランシス・ガヌーは、UFCを退団した後、PFLと契約したことを発表しました。

ガヌーはPFLと契約を締結しながらボクシングの試合に出場したり、スポンサーを自由に探したりすることが認められています。

そして今年中にボクシングマッチを行った後、来年にPFLでプロモーションデビューする予定です。

UFCのダナ・ホワイトは週末に開催されたUFCファイトナイト後の記者会見で、ガヌーがPFLと契約したことについて語りました。

「私が知る限りでは、この契約は私には意味がないことだ。1年間戦わないヤツに金を払うのか、もう14ヶ月くらい経ってるのにね。彼はこの3年間で3回戦っている。我々がやることではないよ。彼をリリースした日、何が起こるかよくわかっていた。フランシスはリスクをゼロにしたくて非常に用心深いし、ジョン・ジョーンズとの対戦を嫌ったのは明らかだけど、シリル・ガーヌとの対戦を見た後では、彼を責めることはできない。結果は全く同じだったと思うし、ほとんどの人がそう思っていると思うし、フランシスもそう思っているはずだよ」

またホワイトはMMA選手とボクサーの試合に興味はなく、そこでお金が生まれることはないと語りました。

「PFLは自分たちが関与しないかもしれないボクシングの試合のために、この男にお金を払って練習させるつもりなんだ。どう考えてもおかしいだろ?私には理解できない。アンソニー・ジョシュアは今週、ギミックファイトと呼んでいた。その試合について聞かれると、世界のベストな相手と戦うことに集中している。今はギミックファイトには興味がないと言っていた。今のボクシングの大きな問題の1つは、ギミックのような試合ばかりで、私がここでやっているのはそれとは違うんだ。私の仕事ではないよ」

「フランシスは、ここで契約することもできたはずだ。ハンター(キャンベル)はあの男に全てをやり尽くした。ハンターはフランシス・ガヌーとの会食を重ね、この試合を実現させるために全力を尽くした。フランシスは、自分がコナー・マクレガー対メイウェザー戦のような状況にいると考えているようだが、そんなことはない。あの試合は一生に一度あるかないかの試合だった。私はあまり興味がなかったが、最終的にはとても大きなものになり、ファンがそれを望んだから、適切な選手、適切な時期、適切な場所で我々はそれを実行して成功させたんだ。MMA選手とボクサーの対戦は、私には何の意味もないことだが、彼はそこにお金があると思っているのだろう。私はそうは思わないけどね」