6月10日にカナダのバンクーバーで開催されるUFC289では、チャールズ・オリベイラ対ベニール・ダリウシュが行われます。
ライト級ランキング1位のオリベイラと4位のダリウシュによる対戦となるだけあって、この試合の勝者はタイトル挑戦に大きく近づきます。
ダリウシュは『MMA Junkie』のインタビューで、オリベイラ戦は慎重に試合を進めることが重要であると語りました。
「ゲームプラン的には完璧であっても、全てにおいて完璧である必要はない。15分間一貫性を保ってゲームプランを守り、集中して(マテウス)ガムロット戦のような安定したペースを保つ。でも同時に彼の試合も見てきたんだ。彼の映像を研究してきたよ。そして乱打戦を見ると血が騒ぐんだ。俺は自分の発言に一貫性を持たせてゲームプランに忠実であることを望んでいる。だが時々自分を見失うことがあるのだが、そのようなときでも自分を疑うことはない。一番楽しいのは乱打戦になることだ。自分をコントロールするのが大変だよ」
ダリウシュはグラウンド技術に定評のあるオリベイラとの対戦を楽しみにしていると語りました。
「実はグラップリングの方がワクワクするんだ。正直なところ、彼とグラウンドで激しく打ち合ったりするのは、スタンドと同じくらいエキサイティングなことなんだ。この試合はグラウンドに持ち込むチャンスだね。彼が多くの選手にグラウンドで勝っているのを見ると、彼の柔術はどれほど優れているのかと思うし、実はとても楽しみなんだ。でも同時にグラップリングで負けてはいけない時に負けてしまう姿も見受けられるね。だから彼のグラップリングを体感するのがとても楽しみだよ」
ダリウシュは一方的な試合展開になることを望んでいると語っています。
「この試合の焦点は完璧であることだ。俺はこの試合を支配するつもりだ。前回の試合はちょっと危なかったと思うから、みんなに俺の実力を思い出させたい。この試合は絶対的な支配を目指すものだ。俺の計画を実行すれば、彼はそれを止めることができない。それが俺の望みだよ」