カナダのバンクーバーで開催されたUFC289のメインイベントでは、アマンダ・ヌネスがアイリーン・アルダナに判定で勝利して女子バンタム級タイトルの防衛に成功しました。
試合後にヌネスは保持していた2本のベルトとグローブをマットに置き、引退することを発表しました。
UFCのダナ・ホワイトは終了後の記者会見で、ヌネスが引退を発表したことについて語っています。
「まず最初に彼女はすごかったね。素晴らしいパフォーマンスだった。完全に圧倒していた。今夜誰かが最も多くパンチを当てたとか言っていたような気がするよ。今までで一番パンチが効いていた。テイクダウンではサラ・マクマンを抜いて、さらに記録を伸ばしたと思う」
「引退したことにショックを受けているわけではない。前々から言っていたことだが、彼女は大金を稼いでいて、10年前とはずいぶん違う生活をしていた。これはアマンダが望んでいることなのだろうから、当然嬉しいことだ。彼女が留まってもう少し続けるのが見たいか？もちろんだよ。彼女と一緒に仕事をするのは素晴らしいことだ。とても良い人だし、偉大なチャンピオンだ。もちろん、彼女は史上最高の女性選手だ。彼女を引き留めたいと思う。でも彼女が覚悟を決めたのなら、喜んであげないとね」
またホワイトは、現在ヌネスがチャンピオンになっている女子フェザー級について、閉鎖する可能性があると示唆しました。
「答えはおそらくイエスだ。試合直後はこういう判断はしないんだ。彼女がケージ側を歩いていたときに引退すると言っていた。わからないけど、筋は通っているよ」