インタビュー・コメント

イスラエル・アデサンヤ「ペレイラがベルトを獲ればまた戦う」

UFC287でアレックス・ペレイラに勝ってミドル級タイトルを奪還したイスラエル・アデサンヤは、ペレイラとの再戦にあまり興味を示していません。

ペレイラはアデサンヤに敗れた後、ライトヘビー級へ転向することを発表し、UFC291でヤン・ブラホビッチとの対戦が決定しています。

UFCのダナ・ホワイトは、もしペレイラがブラホビッチに勝利すればライトヘビー級タイトルへの挑戦の可能性を示唆しています。

アデサンヤは『The MMA Hour』に出演し、もしペレイラがライトヘビー級タイトルを獲得すれば、階級を上げて再び戦うことを考えるだろうと語りました。

「もし彼がライトヘビー級でベルトを獲ったらまた戦うよ。でもそうでないなら、彼はもういいんじゃないかと思う。俺ははもういいや。みんな見たいんだろうけど、先に進んじゃったからね。もしお金を賭けるなら、実現しない方に賭けるよ。ライトヘビー級は俺も経験したけど難しいんだ。彼がライトヘビー級のベルトを獲ったら、以前の俺みたいに機会を与えてくれるかもしれないけどね。そうすれば俺と彼による最高の試合がライトヘビー級で行われることになるんだ。それは我々にとって5回目の試合になるだろうね」

アデサンヤはペレイラがライトヘビー級タイトルを獲得して再戦することになれば最高のシナリオだとしながらも、すでに勝っていることから以前のようなペレイラに対する気持ちはないと語っています。

「もしあと10回戦って、彼が10回とも俺を倒したとしても気にしない。そんなことはどうでもいいんだ。そんなことより俺がこの男に勝てるということを証明するだけだ。なぜなら彼と戦うたびに、俺が初めて勝ったときもジャッジは間違っていたんだ。2度目は俺が勝っていたのに、彼にやられてしまった。3回目もMSGで、俺が勝っていたのに彼にやられた。こいつに勝てるのはわかってるんだって感じだよ。彼にはその精神がある。素晴らしい選手だ。はっきり言って、彼はカッコいいヤツだよ。彼のストーリーが好きなんだ。ブラジルで俺をノックアウトしたときも、カッコいいストーリーだった。でも俺はこの男を倒せると思っている。前回のトレーニングキャンプは、自分にプレッシャーをかけてしまった。ある場所に行ってみたんだ。『史上最高の選手だけど、この男には勝てなかった』みたいなストーリーを書かれるのは絶対に嫌だね。だからこの男に勝つために自分自身に課したことを必ずやり遂げたんだ」