7月8日にラスベガスで開催されるUFC290では、ロバート・ウィテカーとドリカス・デュ・プレシが対戦します。
デュ・プレシはUFCで5戦全勝でミドル級ランキング5位になっているものの、ウィテカーはランキング2位でこれまで戦った相手の中で最も上位にいる選手です。
ウィテカーは週末に開催されたUFCファイトナイト終了後、デュ・プレシについて尋ねられてコメントしています。
「もし試合の勝敗が理論上のものだけだったら、このスポーツ全体は大きく変わっていただろうね。それで試合に勝てるわけではないし、私が望むものを達成するためにドリカスが脅威をもたらすことも理解している。彼が対戦する選手たちは、彼に対して正当に評価せず、彼のスキルに敬意を払わないから、それがドリカスが成功を収めた大きな理由の一つだと考えているよ。私はUFC290で彼に戦いを挑むために、血や汗を流してトレーニングをしてきたんだ」
ウィテカーはこれまでミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤに2度敗れているものの、以前と比べてスキルは向上していると主張しました。
「何年も試合を通して向上しているんだと思う。私がもたらそうとしているものに対して、試合ごとに新しい方法をお見せすることができると考えているよ。私のスキルが前回よりも良くなっているのがわかるだろうね。なぜなら私は常に新しいことに挑戦し、スキルを向上させようとしているからだ。グラップリングやレスリングをたくさんやっているし、ボクシングを改善しようとしているし、それが新しいレベルに引き上げてくれると考えているんだ」
アデサンヤは9月10日にシドニーで開催されるUFC293で、タイトル防衛戦を行う計画をしています。
アデサンヤはデュ・プレシとの対戦を望んでいるものの、ウィテカーはもしデュ・プレシに勝利すれば、タイトル挑戦の意向を示しました。
しかしまずはデュ・プレシに勝つことが重要だとし、7月の試合に向けて警戒しています。
「間違いなくドリカスを見て見ぬふりはできないね。彼は危険すぎるし、7月の試合は非常に重要だ。そして私の集中力や注意は全て7月に向いている。でも一つだけ言っておくと、もし私が健康で戦えるなら、(アデサンヤとの)試合を受けるつもりだ。いつでもいいんだ。健康で戦えるなら、7月の試合の2日後でも受けるよ。だから7月を乗り切ろう。試合に出ることが決まっているんだ。準備は出来ているよ」