インタビュー・コメント

ドリカス・デュ・プレシ「ウィテカーに勝ってアデサンヤと戦う」

7月8日にラスベガスで開催されるUFC290では、ロバート・ウィテカー対ドリカス・デュ・プレシのミドル級マッチが行われます。

この試合の勝者はミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサンヤへの挑戦が濃厚で、事実上の挑戦者決定戦となっています。

アデサンヤはまだUFCで戦っていないデュ・プレシとの対戦を望んでおり、今月には『IMPAULSIVE』のインタビューで、かつてタイでデュ・プレシとのスパーリングを行ったことを明らかにしました。

「俺は中国にいて、向こうでキックボクシングをやっていたんだ。MMAも何もやっていなかったよ。ただキックボクシングをやっていた。MMAはすでにやったことがあったけどキレがなかった。俺の柔術は切れ味が悪かった。それでスパーリングをしたんだけど、2ラウンドやったのか、1ラウンドやったのかわからない。グラップリングで彼につかまったような記憶がある。でも俺が打撃で彼を混乱させたんだ」

このアデサンヤのコメントに対してデュ・プレシは、自身がグラップリングで勝ったことは事実だとしながらも、打撃は全くやっていないと主張しました。

「そうそう、タイで一緒に練習したんだ。当時私は19歳だったと思う。彼はすでにMMAでかなりの戦績を残していた。3勝無敗だったと思う。一緒に練習したときはそうだったね。彼は私がグラップリングの応酬で彼に勝ったと言っていた。それは100%正しい。グラップリングやレスリングの応酬で彼を手玉に取ったが、一緒に打撃のラウンドは一度もやらなかったんだ。一度もね。つまり打撃で私に勝ったというのは、彼にとっての保身だったんだろう。打撃は1ラウンドも一緒にやらなかった。スパーリングでは、グラップリングとレスリングをやったよ。私の覚えている限り、一緒に打撃をやったことは1ラウンドもないね」

デュ・プレシはウィテカーに勝った後、同じ日にアデサンヤとも決着をつけたいと語りました。

「何を望むかは慎重にだね。結局のところ、彼が望んでいるかどうかは関係なく、私は自分のやり方で勝つだろう。タイトル戦をやることになれば、アデサンヤと戦うつもりだ。彼は私が(ウィテカーに)勝つことを望んでいると言っているが、それはいいことだ。希望なんていらない。希望は、勝利が偶然に起こりうると信じている人たちのためにあるのだと思う。私は偶然に勝ったわけでも、彼が望んで勝ったわけでもない。私が勝っているのは、ハードワークの賜物であり、自分が最高の選手だからだ」

「彼(アデサンヤ)にはチャンスがあるし、列に並ぶことができる。彼は私に呼びかけているけど、私はそうしない。自分は(タイトル挑戦に)値するから彼と戦うけど、彼も他の選手と同じように列に並べばいいんだ。彼は準備ができているかどうか見てみよう。そのときが来たら、アデサンヤが本当にそこにいるかだね。私が思うに、ウィテカーの後は5分ほど時間をくれ。今の感覚なら5分ほど時間があって、水を飲ませてくれたら同じ夜に彼と戦うよ」