7月29日に開催されるUFC291では、アレックス・ペレイラ対ヤン・ブラホビッチのライトヘビー級マッチが行われます。
元ミドル級チャンピオンのペレイラは、イスラエル・アデサンヤに敗れた後、ライトヘビー級への転向を明かし、今回が転向後初の試合となります。
しかしライトヘビー級チャンピオンのジャマール・ヒルは、ペレイラがミドル級からライトヘビー級に変わったことで、脅威が少なくなったと見ています。
ヒルは『Middle Easy』のインタビューで次のように語りました。
「彼のパワーは、ミドル級で発揮していたほどには期待できないね。ミドル級では彼が攻撃するたびに、相手は本当に対処しなければならなかった。ミドル級で彼が持っていたパワーによってカウンターが難しくなったんだ。ただライトヘビー級では同じようにはいかないと思う。彼はもっと戦術家にならないといけないね」
ヒルはペレイラ対ブラホビッチの勝者が次のタイトル挑戦者になる可能性があると語っています。
「その勝者は間違いなくNo.1コンテンダーだと思う。どっちが勝つと思うかって？わからないよ。ヤンが打撃ができるという単純な理由だけで、ヤンが有利な戦いをするんじゃないかな。彼はペレイラを打撃で上回る能力を持っていて、さらにテイクダウンして消耗させることで、もし(ペレイラが)グラップリングの欠如を露呈すれば、打ち負かすこともできる。一方でアレックスはアレックスだ。彼は大きな一発を放つことができ、ヤンを簡単にぶっ飛ばして倒すことができる。体も大きいからね。彼は小さなミドル級選手ではない。体格もいいし、長さもある。打撃を効かせることができれば、ヤンを倒せるだろうね」
ヒルはまた、ライトヘビー級にいる選手は、何かのスキルに特化しているよりも全体的にスキルが高い選手が多いと語っています。
「打撃からグラップリングまでこなせる総合格闘技のスキルは、ミドル級よりもライトヘビー級の方が多才だと思う。ミドル級の選手の多くはスペシャリストだからね」