今週末に開催されるUFC290では、ロバート・ウィテカー対ドリカス・デュ・プレシによるミドル級マッチが行われます。
この試合の勝者はミドル級のNo.1コンテンダーになる可能性があり、その場合はチャンピオンのイスラエル・アデサンヤに挑戦することになります。
そしてアデサンヤは9月にオーストラリアのシドニーで開催されるUFC293での防衛戦を行う予定です。
しかしデュ・プレシは今週行われた記者会見で、まずはウィテカー戦のことを考えていると語りました。
「今回が7ヵ月で3試合目だ。上がっていくために試合をこなしてきた。もしファイトキャンプを開始してタイトル戦に備えることに問題がなければ、全く問題ないし、準備はできているよ。でもロバート・ウィテカーとケージに入るときは、そんなことは考えてもいない。ロバート・ウィテカーを倒すためなら、これが人生最後の試合になっても構わない。今はタイトル戦のことは考えていないし、ロバート・ウィテカー戦のことを考えている。私がNo.1コンテンダーかどうかは彼らが決めることだろうね」
「結局のところ、私が決めることではない。UFCが決めることだ。でもロブを倒せば、私がNo.1コンテンダーであることを否定することはできないだろうね。でももし彼らがそうしたいならそうするが、もしシドニーで戦うことが体力的に不可能だったら、もしケガをしたりひどいカットをすれば無理だし、その後数ヶ月離れることになる。このスポーツは何が起こるかわからない。さっきも言ったけど、それは別に気にしていない。結局のところ、私はイジーとの試合を望んでいるわけじゃない。ベルトを持っている選手と戦いたい。イジーだろうが、ストリックランドだろうが関係ない。自分にとって重要なのは、チャンピオンになるためにタイトルを持つ選手と戦うことなんだ」
一方でウィテカーはデュ・プレシに対して警戒し、その理由としてこの試合に負けても失うものがないと主張しました。
デュ・プレシはその意見に反論しています。
「彼が何を言いたいのかわからないし、負ければ全てを失うよ。どういう意味だ?この戦績を築き上げてきたし、世界No.1、世界チャンピオンになるために戦っているんだ。もちろん私にも失うものはある。全てを失うだろう。私は勝つためにここにいる。UFCミドル級チャンピオンになるためにここにいるし、ロバート・ウィテカーを倒さなければならない。それは非常に高いハードルだけど、ロバート・ウィテカーを倒してタイトル戦を戦うためなら、必要なことは何でもやる覚悟だ。でも失うものは何もない?自分には全く理解出来ないよ」