インタビュー・コメント

ヴォルカノフスキーがライト級王者マカチェフとの対戦を望む

UFC290のメインイベントでは、フェザー級チャンピオンのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーが、暫定チャンピオンのヤイール・ロドリゲスに勝って、タイトル統一を果たしました。

ヴォルカノフスキーが次に狙うのは、ライト級チャンピオンのイスラム・マカチェフですが、腕の手術を受けることを明らかにしました。

マカチェフは10月にアブダビで開催されるUFC294に出場することが濃厚となっているものの、ヴォルカノフスキーはこの試合への出場をまだ諦めていないと語っています。

試合後の記者会見でヴォルカノフスキーは、マカチェフとの再戦を主張しました。

「みんな知っていることだが、俺はあのライト級のベルトが欲しい。リマッチがしたい。イスラムと戦いたいね。俺が勝利を取り返してベルトを獲るだけでなく、UFCにとっても大きな試合になると思う。誰もが見たい試合だと思うよ。前回は文字通り、そういう試合だった。接戦だったね。みんなが楽しんでくれたし、非常にレベルが高かった。パウンド・フォー・パウンド1位と2位の対戦だったんだ。彼は評判どおりの素晴らしさだった。あとは5ラウンドから10ラウンドを見るだけだよ」

「(マカチェフとの対戦は)俺にとってより良いチャンスになる。その可能性を排除しているわけではない。おかしな話だ。休みを欲しがる人がいるけど、俺は手術を受けて10月には試合に出るつもりだ。それをみんなに見せているんだ。チャンピオンを見つけてくれ、どうせそんなに多くはないんだ。(イスラエル・アデサンヤや)俺がそうなのは分かっている。我々は試合に出続けていて、多くの人がやらないような戦いをしている。みんなはそのことを尊重する必要があると思う。みんなはBMFとかそういうことを言う。彼らは本物のBMFだ。大一番になると、必ず現れるんだ」

ヴォルカノフスキーは前回マカチェフに敗れたことを受け入れて、さらに向上するつもりだと語っています。

「彼との後にあれもこれもやると言ったら嘘になる。今回も激しい試合になるだろうが、(勝って)俺が手を挙げることは約束するよ。俺はもっといろいろなことを活かすつもりだけど、本当に2人のトップ選手が戦うんだ。5ラウンドを戦ったけど、さらに5ラウンドを戦う可能性がある。フィニッシュを決めたいけど、お互いそれだけの実力がある。そういう試合になるかもしれない」

「俺を興奮させる挑戦だから当然やりたいよ。やる気なんて必要ないって言うけど、ああいう選手が目の前にいるとワクワクする。あのキャンプは14週間もやったんだ。そういう選手が目の前にいるのはとても良いことだ。どうすれば上達するのか?そういうことが、自分を向上させるんだ。目の前にいる相手が、自分を向上させてくれる。今のままではダメだと自分に言い聞かせたよ。あの試合では、彼が(勝って)手を挙げた。俺は自分が勝ったと思っているか?そうなんだけど、彼が勝ったんだから、俺はこういうことに取り組まなきゃいけない。俺はさらに進化するつもりだし、ライト級やフェザー級の選手に勝ち目はないよ」