8月19日にボストンで開催されるUFC292のメインイベントでは、アルジャメイン・スターリング対ショーン・オマリーによるバンタム級タイトル戦が行われます。
オマリーはUFC290のバックステージで行われたメディアスクラムで、スターリング戦に対して自信を示しました。
「俺は自分の仕事をするつもりだ。ストライカー対グラップラーの対決であることは周知の事実だ。それだけだ。彼を殴って気絶させるよ。戦うたびにそうしているんだ。ピョートル・ヤンを痛めつけた選手はいるだろうか?彼をとらえた選手はいるか?俺は2ラウンドで彼に膝をつかせた。俺は人のあごを見つけ出すことができる。第1ラウンドで相手をノックアウトすることでキャリアを築いてきた。彼は大幅に減量しているし、そうすると脳の中で液体がなくなって何発も食らうことができなくなる。あごに一発当たれば倒せるし、俺にはその能力があるんだ」
スターリングは2017年12月にマルロン・モラエスに、キャリアで唯一のKO負けを喫しました。
しかしその後は9連勝中となっており、最近ではヘンリー・セフード、TJディラショー、ピョートル・ヤンに勝利しています。
オマリーはスターリングの戦績を考えれば、自身がアンダードッグであることに理解を示しました。
「彼が誰を倒してきたか。直近4~5試合で倒してきた相手を見てみよう。俺の最高の勝利はピョートル・ヤンに勝ったことで、非常に接戦だったし、タフな試合だった。そう考えれば(アンダードッグなのも)納得がいく。でもピョートル対俺もそうだったし、同じオッズで、一時はもっと悪かったと思う。それが好きなんだ。それが俺を奮い立たせてくれるし、世界最高のバンタム級選手と戦うのはワクワクするよ」
スターリングはオマリーに勝利すればフェザー級転向を示唆しているものの、負ければUFCがスターリングに即時再戦を認める可能性があります。
しかしオマリーは勝ってタイトルを獲得しても、スターリングがフェザー級に転向することを想定し、再戦は行わないと語りました。
「この試合の後で、彼はフェザー級に上がると言っているのは知っているし、彼にとってはリスキーな試合だ。彼は今すぐに上がってチャンピオンになり、2階級チャンピオンになる試合をすることもできる。でも彼は(オマリーと戦うことで)お金をもらえることをわかっているからリスクを冒しているんだ。これは彼にとって、ペイパービュー的にも大きな試合だ。彼と2度戦うこと(オマリーが勝って再戦すること)に関して、今この階級にはおもしろい選手がたくさんいる。デイブソン・フィゲイレードがドミニク・クルーズと戦うのは知っているよ。だから間近におもしろい試合があるから(再戦するのは)ノーと言いたいね。きっちり仕事をして、彼はフェザー級へ上がるが誰にも気にかけられず、そして俺は戦い続けるんだ」