インタビュー・コメント

マイケル・チャンドラーがヴォルカノフスキーを賞賛する

先週末に行われたUFC290では、フェザー級チャンピオンのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーが、暫定チャンピオンだったヤイール・ロドリゲスに3ラウンドTKOで勝利し、タイトル統一に成功しました。

ジョン・ジョーンズと並んでパウンド・フォー・パウンド1位になったヴォルカノフスキーですが、フェザー級では次の挑戦者が見当たらない状況になっています。

マイケル・チャンドラーは自身のYouTubeチャンネルで、現在フェザー級でヴォルカノフスキー以上に優れた選手はいないと語りました。

「アレクサンダー・ヴォルカノフスキーは無敵か?まさにそうだね。アレクサンダー・ヴォルカノフスキーが無敵のチャンピオンというだけでなく、世界で最も倒されない男だと思う理由を3つのCに分類してみた。彼がパウンド・フォー・パウンド1位なのには理由がある。私はそれを3つのCに分類している。完成度(completeness)、カーディオ(cardio)、落ち着き(composure)の3つだ。彼はUFCで最も完成された選手だ。世界で最も完璧な選手でもある。試合中のあらゆるポジションで、相手より2歩も3歩も4歩も先んじることができる。スタンディングでの距離の取り方、打撃での詰め方。彼は手数が多いね。非常に基本的だ。彼はどんなに優勢でも、自分のコンフォートゾーンから変に出ようとはしないんだ」

フェザー級でもはや敵なしのヴォルカノフスキーですが、2月にはライト級チャンピオンのイスラム・マカチェフに挑戦したものの、判定で敗れることになりました。

しかし階級が変わっても、ヴォルカノフスキーの全体的な試合内容は変わっておらず、その点をチャンドラーは評価しています。

「彼は自分らしさを変えようとはしない。ハードなパンチに基本的な打撃。手も足も使い、ヒジやヒザも繰り出す。ケージ際ではグラップリングの応酬や攻防がある。彼がテイクダウンできないフェザー級の選手はいない。イスラム・マカチェフからテイクダウンを奪ってから、彼がテイクダウンできないライト級選手もいないだろう。非常に接戦だったね。彼がその試合を望んでいることは知っているし、正直な意見を言うと、彼は(ライト級)タイトルマッチができるかもしれないね」