元UFCヘビー級チャンピオンのフランシス・ガヌーは、10月28日にサウジアラビアでタイソン・フューリーと対戦します。
詳細についてはまだ明らかになっていないものの、ガヌーはこの1試合でUFCでのキャリアで稼いだ金額よりも多く稼ごうとしているようです。
ガヌーは『The MMA Hour』に出演し、次のように語りました。
「UFCのときに稼いだ金額を比べたら雲泥の差がある。人生が変わるよ。もしPFLで先に戦っていたとしても同じことだ。(UFCの)最後の試合で稼いだ金額は重要でさえない。全然違うからだ」
「(UFCでのキャリアを合計した金額よりも多いのではという質問に)間違いなくだ。100%そうだね。UFCでのキャリアを通して、基本的にはもっと稼げる契約を全て断ってからそんなに稼げなかった。だが間違いなくそうだろうね」
ガヌーはUFC285でジョン・ジョーンズと対戦するために800万ドルのオファーを受けたものの、契約内容が厳し過ぎたためパスしたと語っています。
「1試合当たり800万ドルのオファーがあったとか何とか、みんなが言っているのを何度も聞いたことがある。そこにはトリックがあり、悪いものだった。それは俺にサインをさせるためだったんだ。大きな数字が一つだけあって、その後ろは真っ白だった。だから300万ドル×3試合というようなことはない。そうじゃなかったんだ。同じ戦術だったよ。契約書にサインさせるために、数字を引き上げて印象づけようとしていたんだ」
ガヌーはフューリー戦に再戦条項があることを認めています。
「再戦条項はある。その言葉をどう正確に説明したらいいかわからないが、そこには再戦条項があるんだ。(もしガヌーが勝てば再戦は)間違いない。(もしフューリーが勝てば)どうなるかわからないね。だから俺はこの試合に勝たなければいけない。再戦のためにすべてをかけなければならないんだ」
ガヌーは金銭的にいくら稼ぐかよりも、フューリー戦が実現したこと、そして勝つことが重要であると語っています。
「それが俺の人生のストーリーだ。俺がやってきたことは全て成し遂げるまで誰も信じなかったんだ。今回もそうだったし、とてもいい気分だったよ。やり遂げたって感じだったね。みんなはどれだけ大金を稼いでいるんだって言うけど、それは本当のことだが、俺の気持ちとしてはいくら稼ぐかが重要じゃなかった。もう1回成し遂げたんだって気分だったんだ。物事を成し遂げるのは俺の能力で、頑張ってようやく結果を手にした。それが一番エキサイティングだった。最高の気分だったよ」