インタビュー・コメント

カマル・ウスマンがワンダーボーイとの対戦に興味を持つ

カムザット・チマエフは、カマル・ウスマンとの対戦を要求していきました。

しかし最終的にチマエフは10月のUFC294でパウロ・コスタとミドル級マッチを行うことになったことから、すぐに試合が実現する可能性はなくなっています。

ウスマンは『TMZ』のインタビューで、チマエフとの対戦について語りました。

「今年の秋を目標にしているよ。今にわかるだろう。すでに戦う準備は出来ていると言っているが、それも意味のあるものでなければならないということだ。あのカムザット戦が意味のある試合だと同意しなかった人はいないだろう?UFCに加わって2年間で5人の選手と戦った男が3位にランクインしている。1人のランカーと戦った。俺のいる階級では3位の相手だ。俺は1位だし、戦おうぜ」

「だが俺はどの階級でも良かったが、彼は『その階級でやりたくない。戦うためにミドル級に上がってきてくれ』と言っていた。待ってくれ、この階級で世界ランク1位で元チャンピオンの俺に、ミドル級に上げて戦えと言うのか。お前は誰なんだ?それが俺の言いたいことだ。このスポーツを軽視している。UFCにはキャッチウェイトでやってあげると言ったんだ。すると(チマエフが)そんなのムリだ、ミドル級に上がってくれって。つまりこのスポーツで時間を費やしてあらゆることを成し遂げてきた俺に、何も成し遂げていないヤツと戦うためにミドル級に上がってきて欲しいということか?そんなの意味がない。UFCにとっても意味がなかった。だからUFCは(チマエフに)誰かを探そうって言ったんだ。彼は手一杯だと思う。もし健全なパウロ・コスタが試合に現れれば、彼は手一杯になるだろうからね」

ウスマンはスティーブン・トンプソンとの試合に興味を示しています。

トンプソンはUFC291でミシェル・ペレイラと対戦する予定だったものの、ペレイラが前日計量で3ポンドオーバーしました。

そしてトンプソンがキャッチウェイトでの対戦を拒否したことから、この試合は土壇場で中止となりました。

ウスマンはトンプソンの行動が正しいものだったと語っています。

「今戦う意味があるのはワンダーボーイだけだ。というのも彼はとても長い間活躍していて、常に素晴らしい試合を行っているからだ。彼のスタイルは非常に戦いにくい。彼は俺がチャンピオンだった時代に一度も戦うことができなかった選手の一人だ。だからワンダーボーイとはぜひ戦いたいと思っている。あの試合を受けなかったことで、みんなが彼を非難しているのは知っている。俺には理解できないね。なぜかって?契約書にサインして、(ペレイラは)この体重を作ると言った。彼はその体重を作らないと決めたが、(トンプソンは)彼に体重を作る必要があると言った。彼がやろうとしていないのに、それはなぜ自分の責任になるのか?絶対に自分のせいじゃない。ワンダーボーイは自分の仕事をした。彼は試合のためにトレーニングを積んで体重を作ったのに、それ以上彼に何を求めることができるんだ?」

ウスマンはもう一人興味のある選手として、ベラル・ムハマッドの名前を挙げました。

「ベラル・ムハマッドは、次は自分だと言われているからタイトル戦の望みをリスクにさらしたくないと考えている。たとえそれが1年後であろうと、何年後であろうとね。彼はタイトル戦のチャンスを危険にさらしたくはないんだ。だから本当に意味のあるのはこの2人だけだと思う。ロスターを見て他に誰がいる?納得できるのはこの選手たちだけだよ」