インタビュー・コメント

アルジャメイン・スターリングがサンドヘイゲンに苦言を呈す

先週末のUFCファイトナイトでは、コーリー・サンドヘイゲンがロブ・フォントを相手に判定で勝利しました。

しかしバンタム級チャンピオンのアルジャメイン・スターリングは、勝利したサンドヘイゲンを評価していないようです。

スターリングは自身のYouTubeチャンネルで、この試合が予想外の展開になったと語っています。

「あのような展開になるとは思わなかったよ。本当に全く逆の展開になると思っていたんだ。ロブ・フォントはもっと自分を見せようと前に出てくると思っていた。彼が前へ前へとプレッシャーをかけていたのは知っている。敬意を払いながら、それと同時に合理的な分析をしているつもりだ。ただフォントはグラップリングに関しては穴だらけだと思う。正直、彼の立ち上がる能力のなさにはかなり失望したよ。5~6回テイクダウンを許して立ち上がったのは1~2回じゃないかな。それだと厳しいね」

スターリングは2020年6月のUFC250でサンドヘイゲンと一度対戦しており、このときは1ラウンドにサブミッションで勝利しました。

もしもう一度対戦することになっても同じ結果になるとスターリングは予想しています。

「フォントもサンドヘイゲンもそれ(勝ってタイトルに挑戦すること)を望んでいた。違うのは誰も決定的な勝利で次のタイトル挑戦を望んでいることを示さなかったことだ。申し訳ないが、俺がサンドヘイゲンと戦ったときはNo.1コンテンダーを決める試合であり、俺は次の選手に相応しいことを明確に示した。2分かからず彼をフィニッシュしたんだ。今みんなは再戦すれば違う展開になると言っている。再戦してどうなるか、俺が言えることは、もう少し試合時間が長くなるかもしれないということ以外に大きな違いはないよ。トップポジションからの成長を見ていないし、公平を期すために言わせてもらえば、彼が上腕三頭筋を痛めたこと、おそらく断裂したことは知っている。彼には優位に立てるポジションがあったし、そのポジションを活かしてすごいことがたくさんできたはずなのに、ただトップで最後まで惰性でいくことを選んだんだ」

スターリングはサンドヘイゲンのスタイルが間違っているわけではないとしながらも、チームメイトのメラブ・ドバリシビリが新チャンピオン決定戦に出場した際に、退屈な試合展開になることを望んでいないと語っています。

「それが間違っていると言っているのではない。俺がオマリーに勝った後、空位になったタイトルをかけて戦うために次のタイトル戦線に名乗りを上げたいのであればそうすればいいが、メラブが確実に勝つことは議論の余地はない。次の相手は誰だ?」