アルジャメイン・スターリングはUFC292で、ショーン・オマリーに2ラウンドTKOで敗れてしまったことで、バンタム級王座を失うことになりました。
スターリングは試合後の記者会見で、退屈な試合展開を嫌い、積極的に仕掛けたところにカウンターを受けてしまったと語っています。
「間違いなく最悪だよ。それはウソじゃない。この試合に臨むにあたって、いろいろなことがあった。だが何もかもそれを俺は喜んでやっていた。言い訳はしないよ」
「彼は忠実であり続けた。退屈な試合にはしたくなかったんだ。アウトサイドに居座ってレッグキック中心の試合を続けることもできたが、そうすればみんなから批判を浴びることになる。ここが違うんだ。彼は自分のゲームプランに忠実だったし、俺はファンのためにもう少しエキサイティングなスタイルになろうとした。(イスラエル・アデサンヤと)ヨエル・ロメロの試合を見てきた。以前にも何もが起きないような悪い試合を見てきたし、誰もそんな重大なミスを犯したくない。俺はミスを犯し、ショーンはそれを利用した。俺はその代償を払ったんだよ」
「彼のフットワークは思っていたより良かったよ。それは難しいことだとわかっていたから、俺がみんなに模倣してもらおうとしていたことの一つだ。自分もサイドからサイドに行くときはそうするけど、他人がやっているときは違うんだ。何度か追い詰めたんだけど、最後の瞬間にスピンしてしまう。俺がサイドキックを放ったと思うが、彼は見事にピボットを決めた。本当に上手くやっていたよ。グラウンドでの彼の実力を確かめたかったが、一つわかっていたのは右オーバーハンドからテイクダウンを狙ったのは良かったということだ。彼がフロントキックを放ってきて、これで彼のタイミングをつかんだと思ったんだ。俺が左を打ったら、彼はステップバックしてカウンターの右を打ち、それがクリーンヒットになったね」
1ラウンド中に観客から『f*** you Aljo』のチャントが起こったものの、スターリングは気にしていなかったと語っています。
「退屈な試合にすることもできたし、そうすれば俺はおそらく今ここにいないだろう。仕方がないことだ。要するに、ブーイングは気にならないということだ。観客が実際にリアクションしてくれてうれしいよ」
当初この試合に勝てばフェザー級への転向を考えていたスターリングでしたが、敗れたことで再戦の選択肢も視野に入ることになります。
「ぜひ再戦したいね。どうなっていくかはわからないんだ。俺は何よりもまずこの結果を検証し、明確な答えを得る機会が欲しいね」
「すぐに再戦する権利を得ていると思いたい。今晩のことはずっと忘れないだろう。それはこれからより偉大な物事を成し遂げるためのモチベーションになるだろうね」