インタビュー・コメント

マックス・ホロウェイ「ハワイの人たちが右手にパワーをくれた」

UFCシンガポールのメインイベントでは、マックス・ホロウェイがコリアン・ゾンビことジョン・チャンソンに、3ラウンドKOで勝利しました。

8月上旬に突風によって引き起こされた山火事がハワイの17,000エーカーの土地を覆い、この山火事で少なくとも115人が死亡、さらに388人が行方不明となっています。

この試合は地元の人たちを励ますために戦うと語ってきたハワイ出身のホロウェイは試合後の記者会見で、ハワイの人々が最後のノックアウトの一撃にパワーを与えたと語りました。

「いつもはメインイベントで赤コーナーだから、ブラックアウトの入場をやらされるんだ。でもアリーナ全体が赤で統一されたのは、私がラハイナの人たちと連帯して赤を使おうという話をしたからだと聞いている。UFCがそうしたと聞いたときは、最高だと思ったよ。マナ。私たちはマナという言葉を使っている。スピリチュアルなパワーだ。それが今夜ここにあった。それを感じることができた。言ったように、君たちは感動を見ただろう。勝った後は気が狂いそうになったよ。この2週間はたくさんの感情が渦巻いていたからね」

「マウイ島ラハイナの人たちが、まだそれを経験していることをみんなに知らせたんだ。彼らは真の戦士で、今痛みに耐えている。15分間、彼らに何か応援するものを与えることができたのは素晴らしいことだったね。自分にとって初めてのウォークオフKOだったから、とても嬉しかったよ。何かが漂っていた。言ったように、マナ、スピリチュアルなパワーが漂っていたんだ。ラハイナとマウイの人たちは、私の右手にパワーをくれた。彼らにはピロー(枕の意味)・ホロウェイって呼ばれてるんだ。今日は枕カバーに石が入っていたようだね」

ホロウェイはこれまでフェザー級チャンピオンのヴォルカノフスキーに3敗しており、その状況で4回目に挑戦した前例はこれまでありません。

しかしホロウェイは4度目の対戦の可能性もゼロではないと語っています。

「否定できないね。この1週間、ずっと否定できないと言い続けてきた。誰にも呼びかけるつもりはない。それを考え出すのが君たちの仕事であり、ファンの仕事だ。私はただ、否定できない存在であり続けるためにここにいる。山の頂上に辿り着くまでもがき続けるよ。誰にも止められないんだ」