インタビュー・コメント

チャールズ・オリベイラ「マカチェフに勝って歴史を作りたい」

2021年5月にマイケル・チャンドラーに勝ってライト級タイトルを獲得したチャールズ・オリベイラでしたが、その後計量ミスによってタイトルを剥奪されることになりました。

そして昨年10月に空位となったタイトルをかけてイスラム・マカチェフと対戦したものの、2ラウンドサブミッションで敗れたことから、タイトル奪還とはなりませんでした。

オリベイラは今年に入って6月にベニール・ダリウシュに勝利し、10月にアブダビで開催されるUFC294でマカチェフへの挑戦が決定しています。

オリベイラはポッドキャスト『Trocação Franca』で、前回敗れたときは試合前に感情的になっていたものの、今回は同じ過ちを繰り返さないと語っています。

「俺がくだらない話をしたのは唯一イスラムとの試合だけだ。俺はミスを犯した。もう二度と同じ過ちは犯さないよ。人生でミスを犯すのは一度だけだ。一度ミスをしたら二度目はできないし、そうでなければノンストップで沈み続けることになる。もう二度としないよ。俺の全ての試合を見れば、あの夜は自分のできることの10%もできていなかったことがわかるはずだ。敵意を持つ人やくだらないことばかり言っているアナリストではなく、格闘技を理解している人たちならね。試合での全ての発言をみれば、俺が少し自分の常識から外れた発言をしたり、くだらないことを話したりしたのはイスラム戦だけだとわかるだろうし、もう二度と同じ過ちは犯さないよ」

オリベイラは前回とは違うパフォーマンスを見せることに自信を示しています。

「歴史を作りたいんだ。イスラムは非常にタフで、世界中のあらゆる尊敬を集めるのに相応しいし、非常に進化しているが、俺には夢がある。もう一度チャンピオンになりたい。歴史を作り続けたいし、ファベーラの子供たちに、何かを本当に信じれば、人生で勝つことができるということを示したい。俺たちは記録を破るためにここにいる。心の底からただ幸せになりたい。ただ戦いたいだけなんだ。自分の試合でいつもしてきたようなパフォーマンスをするためにね。いつも通りのパフォーマンスをすれば、間違いなく全く違う試合になるし、結果も同じにはならないだろう。もちろん準備は出来ている。歴史に名を刻む覚悟で生まれてきたが、今本当に大切なのは、幸せであることと集中することだ。試合までの時間はたっぷりあるし、俺のことを本当に気にかけてくれる人たちや後押ししてくれる人たちと仲良くしていたいんだ」

オリベイラは当初マカチェフとの再戦は10月では早すぎるとメディアに語っていました。

しかしそれは11月のブラジル・サンパウロのイベントで再戦させるために言ったことだと語っています。

「前回彼は準備が出来ていて、ここ(ブラジル)で戦いたいと言ったが、俺はふざけるなと言った。彼らは決してここで試合をしたくなかったし、それがまた証明されたんだ。多くの人が、(アブダビで)戦って勝つためにはメンタル面の強化が必要だと言う。そして俺はこの試合に向けた準備が出来ていないとも言っている。今移動中にマイケル・チャンドラー、ダスティン・ポイエー、ジャスティン・ゲイジー、ベニー(ベニール・ダリウシュ)の映像を見たんだけど、(過去の試合で)みんなは俺を倒すと言っていた。あれもこれもやると言っても意味がない。すべて成り行きに任せればいい。10月21日は自分らしくかっこよく、本当に愛してくれる人たちのそばにいたいね」