インタビュー・コメント

マルロン・ヴェラ「スターリングは観客に媚びて負けた」

UFC292でショーン・オマリーがアルジャメイン・スターリングに勝利して新チャンピオンになったことで、次の挑戦者が誰になるのか注目が集まっています。

オマリーはマルロン・ヴェラを指名しているものの、一方でチャンピオンだったスターリングに友人だからと戦わなかったランキング2位のメラブ・ドバリシビリも候補となっています。

ヴェラは『The MMA Hour』に出演し、UFCは対戦しなかったスターリングとメラブにツケを払わせるだろうと語りました。

「友情は分かるけど、悲しいね。だが彼らはこのビジネスのことをもっと知るべきだ。メラブはある意味ふざけてるね」

「彼らは俺をこの階級で妨げてるから、(スターリングは)フェザー級に行くべきだし、(メラブは)フライ級に行って消えるべきだ。そして今それは変なことになっている。アルジョはフェザー級でヴォルカノフスキーに勝つとか言っていたのに、かなりイージーな試合で負けたんだからね。思うに、今彼は動転しているんだと思う。再戦がしたいと言っているのに、ベルトをかけて戦うはずだった同門がやりたいから待ってくれって言っているんだからね。ダナはそれを見逃すつもりはない。彼らは罰せられるだろうし、しばらくの間止められるだろうね」

ヴェラはすぐにタイトル挑戦ができなかったとしても、待つ覚悟もできていると語りました。

「この階級が待つことはない。だが俺は待つことができる。俺はこの試合を辞退し、待つこともできるし、ベルトをかけて戦うことに異論はないだろう。でも出場して観客を魅了できるのに、なぜ待つんだ?つまりビジネスなんだ。ビジネスの側面は理解している。世界チャンピオンになりたいけど、いいチャンピオンになりたい。1日チャンピオンになりたいわけじゃないんだ」

ヴェラはオマリーとの防衛戦に臨んだスターリングに対して、観客のために積極的な姿勢を見せたことを非難しました。

「彼は観客に媚びを売りすぎていた。みんなに見てもらうと言っていた。観客なんてクソくらえだ。彼らに何かを証明する必要はない。彼は観客や大勢の言葉に多くのエネルギーを浪費しているんだと思う。そして実際の試合になると、みんなに知ってもらうために多くのエネルギーを費やすことになる。自分のことだけに集中して、ぶっ飛ばして、だから言っただろうって感じでいいんだ。だが彼は対戦相手とやり合うのではなく、観客とやり合っていた。そしてメンタル的にも、コメントを読む限り、それは何の役にも立たない。彼はそのことに本当に注意を払っているように感じた。チャンピオンだった頃のタイロン・ウッドリーを思い出したよ。その瞬間を楽しむ代わりに、彼は人の言うことや世間体を気にしすぎていたんだ」