元ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンは、昨年8月のUFC278でレオン・エドワーズに5ラウンドKOで敗れたことで、それまで保持していたベルトを失いました。
その後今年3月のUFC286でエドワーズと再戦したものの、判定により敗れたことでタイトル奪還とはなりませんでした。
ウスマンの友人であるイスラエル・アデサンヤは、先週末のUFC293でショーン・ストリックランドに敗れてミドル級タイトルを失ったことで、同じような状況となりました。
ウスマンは『DC&RC』に出演し、すぐに再戦するべきではなかったと認め、アデサンヤにも同じ失敗をしてほしくないと語りました。
「私も彼の立場だったが、正直なところ、今思えば急ぎすぎたのかもしれない。もう少し休みを取るべきだったかもね。そしてもしまだチャンスがあるのなら、それからそのタイトル戦を行うべきだ。今すぐに再戦に飛びつく大きな理由は、これは私の場合にも言えることだが、王座に君臨している最中はずっとそのままでいたいと思っているからだ。ミドル級を考えるとき、私の名前がNo.1だとは思わないだろう。だからあの試合の後、私はこう思ったよ。この男が私のベルトを持ち、自分がチャンピオンだと言って何かを始めたり、自分をチャンピオンだと思ったりする機会を与えるつもりはないとね。というのもそれが長くなればなるほど、彼らは自信と虚勢を築き始めるからだ。だからライバルとして私はもうこの件は終わりにして、彼をコンテンダーとして相応しい場所に送り返そうって感じでね」
「イスラエルにとっては、私が感じたのと同じように、彼もライバルとしてこいつは最初から私に勝つべきじゃなかったと少しは感じていることだろう。私の場合はそもそも一緒にいるべきじゃないと感じたんだ。だからすぐにでも取り戻したいだろうし、その汚名を返上したいんだろうけど、もし挑戦が保証されているのなら少し休んで欲しい。人生を楽しむべきだが、トレーニングに参加しないわけではない。もちろんチャンピオンとして、私たちは常にすべてを注視している。だから彼には少し時間を取って、本当にありのままの自分でいてほしいし、体を休めて回復に努めてほしいね」
ウスマンはアデサンヤが負けた試合は本調子ではなかったと語っています。
「ショーン・ストリックランドは戦いやすい相手ではない。特にイジーの戦い方は、そういうスタイルを無力化する可能性がある。だからここは褒めるべきところは褒めないといけない。ショーン・ストリックランドは自分の力を発揮したが、先週末に我々が見たイスラエル・アデサンヤが、見慣れたアデサンヤではなかったことは想像に難くないね」