インタビュー・コメント

アルジャメイン・スターリングがダナ・ホワイトについてコメント

8月のUFC292では、アルジャメイン・スターリングがショーン・オマリーに2ラウンドTKOで敗れ、これまで保持してきたバンタム級王座を失うことになりました。

試合後にバックステージでピザを楽しんでいたスターリングに、UFCのダナ・ホワイトが訪れて大丈夫かと声をかけました。

スターリングは『The MMA Hour』に出演し、ホワイトの突然の出現に不意を突かれたことを明らかにしました。

「おそらく彼は俺のことを見ているんだろうけど、ただ彼が何を考えているのかはわからないんだ。彼は間違いなく喜んでいたよ。嬉しくないわけがないだろう。つまりゴールデングース(オマリー)が正当に戦って勝ったんだ。そう言うと俺が評判を悪くするヤツみたいに聞こえるからイヤだけどね。でも10回のうち8~9回はこういう言い方をするだろう?」

スターリングは普段のダナ・ホワイトは善良な人間であるものの、公の場では違った人間になると語っています。

「ダナについて何か言うとすれば、実際に彼に会うと最高なんだ。彼の言葉を受け止めるつもりだ。でもどうだろう、彼がマイクを持って俺について何か言うないなや、ポジティブなことを言っているのを一度も聞いたことがない。もし自分が不満を持つとしたら、唯一それだけがちょっと残念なことだね。というのも彼やハンター(キャンベル)から頼まれたことは全てやってきたからだ。身体を作って出場して、世界最高の選手と戦ってきた。頼みを断って6位や10位の選手と戦わせてくれなんて言わないよ。彼らが次に俺と戦わせたい選手と戦うし、ファンが熱狂するような相手と戦うんだ。そうしているよ」

スターリングはオマリーとの対戦を決めた責任は認めるものの、UFCにこれまでの功績も認めて欲しいと語りました。

「ありがたいことに、俺はトップに立つことができた。なぜダナとはちょっとしたぶつかり合いができないのか理解できないんだ。ホワイトが『彼は素晴らしい。コナーや他の選手と同じように、我々が望むときに出場してくれるんだ』と言うのは全然難しいことじゃない。そして俺の不満は、彼がカルト的な支持を集めていることだ。彼がひとたび何かを言うと、そこにいるオウムたちはそれを聞いて、何の根拠もないにもかかわらずそれに乗ってしまう」

「誤解しないでほしい。俺が発言したことで、世間の目に触れるメディアで自分のためにならないこともあっただろう。だから彼の言っていることがすべて完全に間違っているとは言わないよ。だがほとんどの部分において、俺はチャンピオンに求められることをすべてこなし、試合に出てプロモーション、試合を盛り上げてファンを興奮させ、視聴者を楽しませてきた。たとえ俺のことが嫌いでもね。アスリートやチャンピオンに求められるのは、そういうものだと思うよ」