インタビュー・コメント

カマル・ウスマン「チマエフは間違いなく才能がある」

UFC294では、パウロ・コスタが欠場することになり、カムザット・チマエフの相手として元ウェルター級王者のカマル・ウスマンが出場することになりました。

ウスマンは『TMZ』のインタビューで、かつてウェルター級でチマエフと対戦の話はあったものの、最終的に実現しなかったことがあったと明らかにしました。

「クレイジーなのは、これは実現するはずだった試合だから、こんな立場に追い込まれているのが嫌なんだ。彼はとても有望で素晴らしいコンテンダーだ。彼は私と同じ階級にいたから、この試合は当然実現するわけで、よし、やろう、準備はできているって言ったんだ。でも、もちろん体重が合わなかったという彼の側の事情もあったし、UFC側にも計画があって、試合は実現しなかったよ」

ウスマンはキャリア12勝無敗で勢いのあるチマエフの能力を認めています。

「彼は間違いなく才能がある。だからこそ彼に対する興奮が高まっている。これまでいろんな選手を見てきたけど、彼には特別な何かがある。みんなそれをわかっている。私も彼も誰しもがわかっていることだ。彼はとてもスキルがある。強いし、大きい。速いし、レスリングもグラップリングも打撃もできる。彼は全てを持っているが、私も同じだ。結局のところ、我々はみんな人間なんだ。誰かがやって来て風船を割るまでは、誰もが無敵だと思っているんだ」

UFCのダナ・ホワイトは、この試合の勝者がミドル級王者のショーン・ストリックランドに挑戦する可能性を示唆しています。

さらにウスマンは2017年にストリックランドに勝利していることから、チマエフに勝利すればタイトルに挑戦できるのは当然のことだと主張しました。

「つまり当然のことだよ。ショーン・ストリックランドはチャンピオンだ。私はすでに彼を倒したことがある。彼が優れていないとは言わない。でも目の前にある山を登らなければならない。まずはそれを乗り越えてから次のことを考えるが、それは当たり前のことだよ」