今週末のUFC294では、カムザット・チマエフとカマル・ウスマンが対戦します。
パウロ・コスタが欠場したことで、ウスマンが階級を上げてミドル級マッチで出場することになりました。
チマエフはUFC294メディアデーで、いつかウスマンと戦う日が来ると思っていたかと聞かれ、次のように語りました。
「もし彼がベルトを持っていたらウェルター級へ行くだろうが、彼はベルトを持っていない。だからウェルター級に行きたくないし、無駄に体重を落としたくないんだ。そこにタイトルがあれば、もちろん体重を落とすつもりだが、彼は(レオン・エドワーズから)ベルトを奪い返すことができなかった。俺はカムザット・チマエフだ。だから俺と戦うんだ。ヤツは金儲けのためにやって来る。そこには大金がつぎ込まれることになる。俺と戦うことで、彼はかなりの大金を手にすることになると思う。レベルの違う金だ。だから彼はここに来たんだ。もちろん彼は勝つために来ているし、誰だってそうだ。だが彼にはすでに言い訳があるし、金ももらっている。ここにいる誰もが、多くの男たちが自分の歴史やベルトなどについて話している。だが大金を差し出されれば、いつかみんなそのことは忘れてしまうだろうが、彼は家族のために金を手にするつもりだ。だから彼はここにいるんだと思う」
急きょ対戦相手がウスマンへと変わったものの、チマエフはウスマンとの試合は楽しみだと語っています。
「もちろん楽しみだよ。俺がUFCに入った当初から、みんなはカムザット対ウスマンについて話題にしていたからね。俺のレスリング技術、打撃、これらすべてをだ。ウスマンは俺と同じような選手だけど、彼は古いバージョンで、俺は新しくて異なる。iPhoneが発売されると、iPhone5が出たように、俺はProみたいなもので違うんだよ」
ウスマンに勝てばミドル級王座への挑戦も見えてくるチマエフですが、今は先のことは考えていないと語っています。
「今はその試合のことは考えていないし、ウスマンにだけ集中している。ギルバート・バーンズ戦の前にも言ったけど、こいつに勝ったらタイトルマッチだって約束されたんだ。あれから2年が経ち、今また(UFC279で)戦ったけど、タイトルに挑戦できなかったからわからないね。俺はタイトルだけじゃなく、UFC全選手の首を狙っている。誰かを潰し、金を稼ぎ、ハッピーになる。全員をフィニッシュして止めれば、俺に全てのベルトを渡さなければならなくなるんだ」