UFC294のメインイベントに出場するイスラム・マカチェフは、パウンド・フォー・パウンド・ランキングを批判しました。
マカチェフは前回ランキング1位だったヴォルカノフスキーに判定で勝ったものの、ランキング2位はそのまま変わりませんでした。
さらにその後、UFCに復帰してシリル・ガーヌに勝ったことでヘビー級王座を獲得したジョン・ジョーンズが、いきなりパウンド・フォー・パウンド・ランキング1位になりました。
UFCのダナ・ホワイトは、公式計量後にマカチェフの批判についてコメントしました。
「私は彼のことが大好きだが、彼はパウンド・フォー・パウンドには興味がない。なぜなら彼はパウンド・フォー・パウンドで今どの位置にいるかに腹を立てているからだ。誰もがパウンド・フォー・パウンドを気にしている。それは分かる。彼が精神的にどのような状態にあるのか理解しているし、それが彼がこの試合に踏み切ったもう一つの理由でもある。最初の試合については色々な意見がある。非常に接戦だったから、賛否両論あった。両者とも明日の夜にはそのすべてを払拭するチャンスがある」
「どのような展開になろうとも、パウンド・フォー・パウンドもまた展開される。パウンド・フォー・パウンドの意味を考えれば、ヴォカノフスキーの方がより軽い選手としてベルトに挑戦してきた。その試合がどうだったか、どちらが勝ったと思うかという形でメディアはそれをコントロールする。彼らがパウンド・フォー・パウンドのランキングをコントロールしているんだ。ではヴォルカノフスキーの順位はどう見るのか？」
ホワイトは、もし今回ヴォルカノフスキーが勝利すれば、マカチェフとの3戦目が実現する可能性を示唆しています。
今回はオリベイラがケガをしたことで欠場となり、代わりにヴォルカノフスキーがマカチェフとのライト級王座戦に出場します。
そのため次はこの試合の勝者とオリベイラが対戦する可能性もありますが、ホワイトは今後についてはまだ何も決まっていないと語っています。
「わからないよ。まだ何も考えていないんだ。つまり明日が楽しみだ。チャールズをどうするかはまだわからないが、その質問に答えるとすれば、そうなるだろう。彼は出国予定時刻の数時間前にひどいケガを負ったんだ。でもまだそのことは考えていないよ。チャールズはそのつもりだろうけど、私はそうじゃない」