インタビュー・コメント

チャールズ・オリベイラがUFC294の負傷欠場について語る

UFC294のメインイベントでは、チャールズ・オリベイラがライト級王者のイスラム・マカチェフに挑戦する予定でした。

しかしオリベイラが12日前にカットを作ったことで欠場を余儀なくされ、代わりにフェザー級王者のアレクサンダー・ヴォルカノフスキーが出場することになりました。

オリベイラの負傷欠場については、オリベイラとチームがなぜすぐにUFCにアラートを出さずに、自分たちで対処しようとしたのかなどが疑問視されました。

オリベイラは『The MMA Hour』に出演し、そのときの状況について説明しました。

「みんなにはすぐに答えてほしいね。自分の身に起こったことを考えてみてほしい。戦っているときやトレーニングをしているときに、突然そこに大きな傷ができたとする。どうする?君たちなら試合の12日前にUFCに連絡してアドバイスを求めるだろう?傷を負っているんだ。我々には医師がいる。素晴らしい医療チームがいて、みんなとうまくやっている。まず最初にすることは、大きな傷ができて出血しているなら医師に診てもらうことだ。内縫いも外縫いも医師が素晴らしい仕事をしてくれた。形成外科医でもあの試合に間に合わせてくれたとは思えない。ただ理解してほしいのは、あれから3週間が経った今でも外縫いの傷はまだ開いているんだ。あのカットはまだ塞がっていないよ。可能な限り迅速な解決策を取りたい。すぐに処置してもらいたかったし、素晴らしい医師たちに必要なことを的確にやってくれたんだ」

ウェルター級のベラル・ムハマッドは、オリベイラが試合を欠場するための方法を見つけたとし、わざと傷を作ったのではないかと非難しました。

しかしオリベイラは、UFCは今回の件に理解を示してくれていると語っています。

「私は13年間ここにいる。昨日UFCにやって来たわけじゃない。13年間ここにいて、本音を話すつもりだが、彼らは私の波に乗りたがっている。それが今起きていることだ。考えてみてほしい。実際に移動した日に、これほど大きく深い切り傷を負うような状況を、誰が実際に作り上げたり、引き起こしたりするだろうか。いつも悪口ばっかり言ってるヤツらのことなんか気にしない。私がUFCに事情を話して実際に状況を説明したとき、UFCから受けたサポートは、私がどういう人かを理解してくれているものだった。彼らはチャールズ・オリベイラのことを理解してくれている。私がやるべきトレーニング、復帰するために必要なこと、再びチャンピオンになるために必要なこと、すでに考えていることを全て理解してくれているんだ。彼らはそれを理解してくれているよ。実際のところ、人が何を言おうと気にしないんだ」

オリベイラが欠場したことで、今後マカチェフに挑戦するのは、オリベイラかダスティン・ポイエーに勝利したジャスティン・ゲイジーになる可能性があります。

もしマカチェフがウェルター級で2階級制覇を目指すことになれば、オリベイラは暫定王座など何かを賭けて戦うことを期待していると語っています。

「私がメッセージを送るようなタイプじゃないことは知っているだろう。自分のやるべきことをやって実現するのを待つだけだ。みんなはキャンペーン運動をしていて、話に割って入って自分のために試合を売り込もうとしている。イスラムでさえ階級を上げたいと言っていたのに、なぜダメなのか?もしかしたら、UFCは暫定ベルトを賭けて誰かを戦わせるかもしれないし、ゲイジーがそのような状況になるかもしれない。ゲイジーには素晴らしい歴史があり、素晴らしい選手だが、私はそこにメッセージを送るように人間じゃない。その必要はないね」