インタビュー・コメント

ドリカス・デュ・プレシがUFC300出場の可能性について言及

1月のUFC297でショーン・ストリックランドにスプリット判定で勝利して新ミドル級王者となったドリカス・デュ・プレシは、現在ケガの治療を行っています。

4月13日にラスベガスで開催されるUFC300のメインイベントはまだ発表されていないことから、ミドル級王座戦も候補になっていました。

しかしデュ・プレシは南アフリカのラジオ局『Jacaranda FM』に出演し、万全の体調に回復しない限り、UFC300への出場を見送るつもりだと明らかにしました。

「(いつになるか)全くわからないね。今はまだスキャンで忙しく、試合後のこと、ケガのこと、すぐに試合ができるのかなど、あらゆる可能性を探っているところだ。だから(もし実現すれば)素晴らしいことだが、私のキャリアの寿命も考慮しなければならない。この1年半はとても活動的に戦った。このベルトを手に入れるために急いだし、与えられたチャンスは全てものにしなければならなかった。今は自分たちに都合の良いときに、賢くこのベルトを防衛する必要があるんだ」

「UFC300は間違いなく画期的なイベントになると思う。素晴らしいものになるだろうね。UFC100、UFC200、そして今回のUFC300と、どれも大規模なイベントでペイパービューもすごい。大々的に露出されるし、自分もその一員として参加したいが、完全にリカバリーできないなら無理だね。自分にとっては、この節目のイベントに出ることよりも、タイトルを防衛することの方がずっと重要なんだ。本当に節目となるイベントは、アフリカでのUFC開催であり、もっと重要なのは南アフリカ開催だ。それを実現させて母国でベルトを防衛するために、どれほど待つつもりなのか言葉では言い表せないね。それが歴史だ。UFC300は単なる数字に過ぎない。UFCアフリカほど大規模なものはないんだ」

デュ・プレシはもしストリックランドとの再戦に需要があれば、戦う意思を示しました。

「もしそれをUFCが望むなら問題ないよ。いつも言っていることだが、チャンピオンである以上、みんなが観たいと思っている試合をしたい。それが私にとって大事なことなんだ。世界チャンピオンでいたいからより簡単な試合を選ぶなんてことはしたくない。世界一になりたいなら、その階級で次に最もタフな相手と戦わなければならないんだ。だからもしUFCがストリックランドと2戦目をやりたいと決めたなら、私はそれで全然かまわない。ファンがその試合がいいと言うなら戦おう。正直なところ、2戦目は1戦目よりもずっと簡単な試合になると思うよ」