UFC298のメインイベントでは、イリア・トプリアがアレクサンダー・ヴォルカノフスキーを2ラウンドKOで勝利し、新フェザー級王者となりました。
敗れたヴォルカノフスキーは試合後の記者会見で、ここ数年多忙なスケジュールをこなしていたものの、それが敗れた原因ではないと語りました。
「トプリアを蔑むことはできない。あんな風に手を出されたら倒れちゃうよ。起きたことは気にしていないんだ。あれはキレイな右で、誰であろうとあそこで捕まっている間にあごに一発でも当てたら、おそらく倒れるだろうね。彼に捕まってはいけない。私は彼に捕まってしまったわけだから、彼を蔑むつもりはない。こうだったとかああだったとか言い訳をするつもりはないんだ。キャンプは素晴らしかったし、最高の状態だったよ」
ライト級王者のイスラム・マカチェフに2度敗れており、昨年10月には1ラウンドKOで敗れました。
しかしヴォルカノフスキーは、マカチェフに敗れたときと今回は違っていると語っています。
「あれは全然違うものだった。今回の試合はずっと意気揚々としていたし、今もそうだ。彼が私をとらえた、それだけだよ。いい感じだったし、序盤で全て見たような気がしたが、結局彼に捕まってしまった。最初のラウンドはかなり良かったし、その後もやる気になっていたんだけどね。もっとやろうと思っていたら、彼に捕まってしまった。それが試合だよ。それまではおそらく我々が上だったと確信している。だがそれが試合なんだ」
これまで長く王者として君臨してきたヴォルカノフスキーは、トプリアとの再戦を要求しました。
「彼が速いことやパワフルなのはわかっていた。ケージのところにいてはいけないことはわかっていたし、あそこで彼に捕まってしまった。彼はあそこで素晴らしい仕事をしたんだ。だから彼にはおめでとうとしか言いようがない。もちろん私は長い間チャンピオンでいたし、再戦を望んでいる。それは実現しなければならないことだ。私がチャンピオンとして君臨して何年になる？私はちょっとした会社人間だよ。ショート・ノーティスでバックアップとして出たり、マックス(ホロウェイ)と3回戦った。長い間やってきたことは再戦に値すると思うし、次は違った結果になると思うよ」