UFC299では、ショーン・オマリーがマルロン・ヴェラを5ラウンドで終始圧倒し、判定でバンタム級王座防衛に成功しました。
バンタム級ランキング3位のコーリー・サンドヘイゲンは自身のYouTubeチャンネルでこの試合を振り返り、ヴェラはもっとやれると考えていたことを明らかにしました。
「チトは間違いなくオマリーとケージの中に入る権利はなかったんだ。チトは本当にタフな戦いぶりだった。オマリーは素晴らしいパフォーマンスだったね。ホームレスのように見えるチトと戦っていたとはいえ、この男には世界中から称賛されるべきだ。チトのことを悪く言わないように過ごすつもりだったけど、おそらくチトの文句を言うことになるだろうね。あの試合には本当にイライラさせられたんだ。というのも信じられないくらい競争力がなかったからだ。チトがもっと上手くやると思っていた自分が間抜けに思えてしまうよ。それにそもそもチトがその機会を得たこと自体がおかしいと思うんだ。私が言ったように、我々全員がこうなることを予想するべきだった。なぜチトの過大評価を信じてしまったんだろうか。本当にバカだったよ」
サンドヘイゲンも昨年3月に、ヴェラに5ラウンドのスプリット判定で勝利しています。
「オマリーは私がチトに勝ったのとほとんど同じ勝ち方をしたんだ。彼の方がチトをもっと殴っていたけどね。だからそれをやってのけた彼は素晴らしいよ。(レスリングでの)打撃などでチトを圧倒するのではなく、フェイントを多用してチトを圧倒するようになった。チトに毎回同じ目配りをしなかった。オマリーはずっと非常にダイナミックなプレーを続けながら、同じ目配りは何度も見せなかった。だから彼は勝ったんだ」
オマリーが試合後に、フェザー級王者のイリア・トプリアに対戦を呼びかけたことについても言及しました。
「オマリーは良かったね。チャンピオンおめでとう。彼が次に誰と戦うかはわからない。彼がこの階級を離れて、2階級チャンピオンの座を狙うようなことがないことを祈るよ。今それをするのはちょっとおかしいと思う。でもUFCがどう判断するか見てみよう」