4月にラスベガスのTモバイルアリーナで開催されたUFC300で、チャールズ・オリベイラはアルマン・ツァルキヤンにスプリット判定で敗れました。
これによってオリベイラはライト級王座戦線から一歩後退したことになります。
オリベイラは『MMA Fighting』のインタビューで、すぐに次の試合を行いたいと語りました。
「(ラスベガスでは)すぐに次の試合をお願いして帰ったよ。できるだけ早く試合がしたい。目の上を2~3針縫ったけど、それはもうなくなった。ケガは全くない。 UFCから声がかかり次第、また戦う準備はできているよ。もちろん誰かに証明することはないし、誰もが私のUFCでの歴史を知っている。だから8位や10位の選手との試合を受ける意味はない。自分よりも上の選手と戦いたいね。だからこそ次のステップを分析して考えなければならない。マネージャーやコーチが分析してくれるだろう」
同じライト級では上位コンテンダーだったジャスティン・ゲイジーが、マックス・ホロウェイに敗れたことで、オリベイラと同じく王座戦線から一歩後退することになりました。
ゲイジーは再び試合をするまで6ヵ月間は空ける考えを明らかにしています。
オリベイラはゲイジーとの再戦に興味を示しつつも、ゲイジーの考えに理解を示しています。
「彼は間違っていないよ。人目を引くために戦う必要はない。(休養を取ることは)自分の考えにはないし、もっと早く試合がしたいから、(ゲイジーを待つことは)自分の計画とは合致しない。(ライト級では)たくさんのことが起きている。コナー(マクレガー)とマイケル・チャンドラー、ダスティン・ポイエーとイスラム・マカチェフがもうすぐ試合をする。だから焦りたくはないんだ。つい最近戦ったばかりだからね。ケガはしていないけど、キャンプはキャンプだってみんなわかっている。ゆっくりと、クレイジーにならず、正しいやり方でやっていきたいね」
もしライト級で相応しい相手がいなければ、上の階級となるウェルター級転向の可能性もあると語りました。
「お金、歴史、レガシーにつながる試合を受けるのはなぜダメなのか?それについて考えて、会社と話をしなければならないね。階級を上げてビッグファイトをすればいいじゃないか。意味のある試合でお金をもらえるのに?なぜダメなのか?」
接戦でスプリット判定となったツァルキヤン戦ですが、判定に対して異論はしないと語っています。
「私には試合をフィニッシュする絶好のチャンスがあったのに、彼らは相手に勝ちを与えた。多くの人が、勝利は君のものだったと言っている。私は何も言うことはない。勝利したかったのなら、彼をノックアウトするか、ギブアップを取るべきだった。判定になると、ちょっと複雑な気持ちになる。でも彼らは(ツァルキヤンに)勝利を与えてしまった。だからどうしようもない。結果が変わらないものに文句を言っても仕方がないんだ。多くの人が私が勝ったと言ったように、多くの人が私が負けだったとも言った。もちろん多くの人がいつものようにネット上で悪口を言うだろうけど、結果は変わらない。それはもっと頑張ろうという気持ちにさせてくれる。あの試合のために、自分がどれだけ努力したかはわかっているからね」
「もっとアグレッシブに前に出て、ペースを掴むことができたはずだ。グラウンドであんなに長く待つべきじゃなかったし、もっと戦って動けたはずだ。1ラウンド目は明らかに私の勝ちだった。2ラウンド目は負けた。3ラウンド目が一番接戦だった。私がここで言うことは全て物議を醸すだろうけど、これが現実だよ。彼は私にテイクダウンをしたが何をしたんだ?何もしなかった。ただ静かに横たわっていた。私はサブミッションを狙っていた。ここで論争を巻き起こすつもりはないし、勝った負けたと泣き言を言うつもりもない。結果は変わらないし、私にできることは何もないからね」