インタビュー・コメント

ダナ・ホワイト「ジョン・ジョーンズがPFPで世界最高だ」

UFC302のメインイベントでは、ライト級王者のイスラム・マカチェフがサブミッションでダスティン・ポイエーに勝利して王座防衛に成功しました。

マカチェフは14連勝で現在のUFCパウンド・フォー・パウンドランキングで1位になっていますが、UFCのダナ・ホワイトは、ジョン・ジョーンズが史上最高の選手であることに変わりはないと主張しています。

ホワイトはイベント終了後の記者会見で次のように語りました。

「彼(マカチェフ)は史上最高の選手の一人だと思う。素晴らしいよ。でも彼がパウンド・フォー・パウンドで世界最高の選手だとは思っていない。ジョン・ジョーンズがまだ現役でいるときに、イスラムをパウンド・フォー・パウンド世界最高の選手と呼ぶのはどうかしているよ。ジョン・ジョーンズはこれまで一度も負けたことがないんだ。彼は世界最高の男たちと戦ってきた。そしてパウンド・フォー・パウンドランキングの本当の意味を考えるとき、彼はヘビー級に転向して世界最高の男を撃破したんだ。ジョン・ジョーンズが現役で戦い続け、ランキングに残っている限り、他にパウンド・フォー・パウンドで世界最高の選手はいないよ」

「アクティビティの話をしよう。3年間離れていたが、モハメド・アリでさえも、誰も3年間の休養から復帰して同じ姿を見せた人はいない。ジョン・ジョーンズは3年の休養でも何事もなかったかのようにヘビー級No.1の選手を撃破した。ジョン・ジョーンズはこれまでで史上最高だよ。これまでというのは、あらゆる格闘技においてという意味だ。彼は史上最高なんだ」

「パウンド・フォー・パウンドの本当の意味を考えると、(マカチェフは)彼より1階級下のヴォルカノフスキーと戦った。ジョン・ジョーンズはライトヘビー級で全員を倒し、その後上の階級ではヘビー級最強の選手を何でもないかのように倒したんだ」

またセミメインでは、ショーン・ストリックランドがパウロ・コスタにスプリット判定で勝利しました。

ジャッジの二人が50-45、49-46をつける中で、ジャッジの一人であるデイブ・ティレリがコスタを支持したことで、結果的にスプリットとなりました。

ホワイトはコスタを勝利としたティレリのジャッジを批判しています。

「あれは奇妙なことではなく、とんでもなくおかしなことだった。異常だよ。あの男はもう二度と大きな試合でジャッジをするべきじゃない。彼をマイナーリーグに戻してジャッジの練習をさせるべきだ。信じられないことだよ」

「あの試合をスプリット・デシジョンと呼ぶなんて、頭がおかしいとしか思えないね。何を言ったらいいのかわからない。 正気の沙汰じゃない。あんなヤツに大きな試合をジャッジさせるべきではないね」