インタビュー・コメント

アレックス・ペレイラ「ハイキックは狙っていた」

ラスベガスで開催されたUFC303のメインイベントでは、アレックス・ペレイラが2ラウンドにハイキックでイリー・プロハースカを倒し、ライトヘビー級王座の防衛に成功しました。

ペレイラは試合後の記者会見で、このハイキックはプロハースカのクセを見抜いて、狙っていたものであると明らかにしました。

「実はロッカールームでコーチの一人であるプリニオと話していて、イリーのウォーミングアップの映像を見せてもらったんだ。彼はあのカーフキックに反撃するつもりだと思った。ディフェンスしてカウンダーだ。だが私はプリニオに、彼は間違ったタイミングでやっていて、タイミングが悪いと言ったんだ。だから彼はカーフキックを受けないことに集中しすぎて、両手を下げて頭が丸腰になっていた。だからハイキックを狙おうと彼に言ったんだ」

ペレイラは昨年11月に続き、2度目のプロハースカ戦勝利となりました。

前回から今回の試合までの間に何か調整したのかと聞かれたものの、劇的な変化はなく、着実に成長していると語っています。

「いや、私の方で何も新しいことはなかった。まだ自分のMMAは進化の過程にいると思う。彼の方が年上でトレーニング歴も長いから、おそらく物事をもっとよく知っていたはずだが今は違うよ」

次の防衛戦の相手には、マゴメド・アンカラエフが候補になっています。

しかしペレイラは次の相手は誰でもいいと語っています。

「誰でも相応しいが、私が彼を求めることはない。ダナ・ホワイトと話すべきだ。(アンカラエフと戦いたいかと再び聞かれると)誰でもいい。(ジャマール・ヒルについては)OKだよ」