週末に開催されたUFCアブダビでは、ウマル・ヌルマゴメドフがコーリー・サンドヘイゲンに判定で勝利しました。
ヌルマゴメドフはキャリア無敗をキープしましたが、13回テイクダウンを狙ったうち、わずか5回しか奪うことができませんでした。
ヌルマゴメドフは試合後の記者会見で、勝利が重要だとしながらも、パフォーマンスには納得していないと語りました。
「納得はしていない。打撃では良いパフォーマンスだったが、グラップリングや彼をコントロールすることについて言えば、それは良くなかった。グラウンドでもっと彼を痛めつけられると思っていたが、彼はタフだし上手いよ。コーリーは上手すぎるし、キックも強い。彼はタフな男だ。UFCのケージでの経験は彼の方が上だと思うけど、俺が勝った。でも勝ったからハッピーだよ」
「3ラウンドが終わった後、ハビブがコーナーで『これからが(チャンピオンシップ)ラウンドの始まりだ。強くいなければいけないし、弱さを見せるな』って言ってくれたんだ。『強くいろ。前に進んでこの勝利を手にするんだ。彼を押し進めて一秒たりとも負けるな』って言われたよ」
ヌルマゴメドフはサンドヘイゲンに勝利したことで、今後バンタム級王座挑戦も視野に入ってきます。
UFC306のメインイベントでは、王者ショーン・オマリーがメラブ・ドバリシビリを相手に防衛戦を行います。
ヌルマゴメドフはどちらが相手でも王座戦を戦うつもりだと語っています。
「試合には出るつもりだが、対戦相手の名前を出したくはない。というのも名前を出さなかった方の相手との対戦を避けようとしていると思われたくないからだ。だからもちろん2人の両方と戦えたら嬉しい。目標は勝者と戦うことだよ」
またヌルマゴメドフは、この試合のダメージから、UFC306のバックアップを務めるのは難しい考えを示しました。
「あと1ヵ月しかないから私の健康状態次第だね。過去の17試合で、この試合ほどダメージを受けたことはなかった。本当にすぐ出られると思うけど、健康状態次第だ。ただどちらの選手も出られないなんてことはないと思うよ。これはメラブが本当に長い間待ち望んでいた試合だ。だからたとえオマリーが欠場することになっても、メラブはタイトル戦を待つだろう。オマリーが回復するのを待って、彼と戦うだけだと思うよ」