インタビュー・コメント

ベラル・ムハマッド「マクレガーにはすぐ王座挑戦させない」

UFCウェルター級王者のベラル・ムハマッドの初防衛戦はまだ決まっていませんが、ランキング2位のカマル・ウスマン、3位のシャフカト・ラフモノフが候補になっています。

またUFC303でマイケル・チャンドラーとのウェルター級マッチが予定されていたコナー・マクレガーはケガにより延期となりましたが、このマッチアップは再ブッキングされる可能性があります。

ムハマッドは『Submission Radio』のインタビューで、たとえマクレガーがウェルター級でチャンドラーに勝ったとしても、すぐに王座に挑戦させることはないと語りました。

「彼はウェルター級では通用しないと思う。あの男は今人生が上手くいっていないように見える。ドラッグをやっているように見えるね。もし彼がマイケル・チャンドラーに勝ったとしても、彼に順番をスキップさせることはない。なぜならそのために頑張っている選手がいるからだ。コルビー(コビントン)の前回の試合でも、レオン(エドワーズ)と戦うために順番をスキップした。俺はそんなことはしない。だって実際に仕事に励んでいる選手がいるからね。レガシーという点では間違いなくコナーをぶっ飛ばしたいけど、実現しない理由があり過ぎるだろう?彼はチャンドラーとの試合を実現させるのにこれだけ時間がかかった。だからコナーがウェルター級のベルトを賭けて戦うと言われたら、その後俺はここで2年間待たなければならない。いや、それは実現しない。俺は実際に戦っている選手、仕事に励んでいる選手、それに相応しい選手に挑戦権を与える。コナーはそれに値しない。彼がチャンドラーと戦うことを願っているよ。ここまで待ったチャンドラーがかわいそうだからね。だからその試合が実現することを願っている。でも正直言うと、実現するとは思っていないよ」

またムハマッドは、マクレガーとのトラッシュ・トークは大歓迎だと語っています。

「そういうやり取りがしたいんだ。こいつらと話している方が楽しいね。カマルが話しているのは楽しいし、俺はトラッシュ・トークが大好きだから、そのやり取りが好きなんだ。そうすれば俺にとって試合がよりエキサイティングなものになる。相手が世界一ナイスガイだったら、俺が言えることなんて何もないし、トラッシュ・トークでごまかそうとも思わない。ワンダーボーイ(スティーブン・トンプソン)にトラッシュ・トークはできないよ。デミアン・マイアもそうだね。だから俺にとってはそういう試合がエキサイティングだし、楽しいんだ。コナーは今トラッシュ・トークでの切れ味を失っている。ポイエーとの数試合でさえ、これがコナーかよって感じだったからね。今のコナーはフェイク・バージョンのような感じだ。マイクで彼を困らせるのは楽しいだろうね」