BellatorとRIZINのバンタム級ベルトを保持し、2つのメジャーMMAプロモーションで同時にタイトルを獲得した最初の男、堀口恭司。
UFCのフライ級挑戦者だった堀口は現在、RIZINで125ポンド王座を保持し、再び階級を上げることを考える前にアジアで圧倒的な強さを見せて世界最高のフライ級になることを計画している。
フライ級で約10年間無敗の堀口は、12月31日、さいたま市で開催されるRIZIN Decadeで元EFC2階級制覇王者エンカジムーロ・ズールーと対戦する。
「フライ級が自分の階級だと思っているので、そこに集中したい」と堀口は通訳を介してMMAファイティングに語った。
「僕の目標はフライ級で世界一になること。2つの階級を行ったり来たりするのではなく、フライ級にシフトして、そこに集中したいんだ」
「バンタム級に関しては、フライ級で目標を達成したら、その時は階級を上げることも考えられる。でも、今はフライ級で一番になることだけに集中している」
ズールーは2023年にEFCバンタム級王座を獲得し、今年3月にフライ級に戻って防衛戦を行った後、アフリカのプロモーションを離れ、RIZINに参戦した。
日本でのデビュー戦では新井丈を1Rで下している。
「この世界では、タフでスキルがあれば、誰でもタイトルマッチを受ける資格があると思う。」
「対戦相手に関しては、彼はとても運動能力が高く、爆発力もある。僕のプランは、打撃でもグラウンドでも、どこでも彼と戦うこと。私はMMAで戦うつもりだし、それがプランだ」
しかし堀口は、ズールーは当初の対戦相手ではなく、アリベク・ガジャマトフの都合がつかなくなったためにチャンスを与えられたと明かした。
「RIZINは世界中から優秀なフライ級ファイターを集めていると思う。」
「ズールーとの試合が決まる前に、11月に試合をしたばかりのガジャマトフからオファーがあった。彼は本当にいいファイターだと思う。彼はタフなファイターで、私はOKを出した。彼と戦うつもりだったんだけど、どうやら何かあったみたいで、怪我か何かで戦えなくなったみたいなんだ。でも、私はもう彼との試合を受け入れたよ。彼はいい有望株だし、いいファイターだ」