ジェレミー・スティーブンスは、BKFCナックルマニア5でのエディ・アルバレスとの試合で自分に賭けていた。
34回のUFCベテランは、1月にフィラデルフィアで行われたメインイベントでアルバレスの顎を砕き、これまでで最も印象的な勝利を収めた。実は、これがスティーブンスとベアナックル ボクシングと契約していた最後の試合だったことが判明。だからこそ、あらゆる手段を使ってフリーエージェントになり、高額な報酬を得ようとしている。
「とてつもなく大きなリスクを冒した」とスティーブンスは語った。
「『BKFC』はジミー・リベラ戦の後、1年間私を出場させなかった。だから私はフリーエージェントだ。契約にサインしなかったのは、リスクを冒してでも出場した試合で、大金がもらえると分かっていたからだ。大金を入れるデカいバッグがほしいな」とコメント。
実際に、ナックルマニア5のカードでUFCが保持していた格闘技観客数記録を破った。このカードでは、スティーブンスがメインイベントでフィラデルフィアの地元のヒーロー、アルバレスと対戦した。
イベント前の1週間、スティーブンスはフィラデルフィアの観客と対峙し、試合前の記者会見ではUFCのベテラン、ジョー・パイファーなど他のファイターから悪口を言われることもあった。スティーブンスは見事なパフォーマンスで第3ラウンド中に2度のノックダウンを奪い、アルバレスのコーチはこれ以上ダメージを受けないように試合を中止した。
翌日、アルバレスは試合序盤に顎を砕かれ、最終的にはプレッシャーに屈して第3ラウンドで試合中止を余儀なくされたことを明かした。
スティーブンスにとってはハイライトとなるパフォーマンスだった。彼はBKFCイベントで、アルバレスを倒した報酬が得られる。
フリーとなったスティーブンスの次の試合は?動向に注目だ。