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UFC316タイトル戦まで2週間 メラブ・ドバリシビリ、つま先の負傷を明かす

メラブ・ドバリシビリがまたもややこしい。

いつも情報公開に積極的なバンタム級王者は、6月7日にニュージャージー州ニューアークで開催されるUFC316でショーン・オマリーとのタイトル防衛戦に臨むにあたり、ソーシャルメディアでつま先の負傷を明かした。

「なぜ俺のつま先を折ったんだ?」とドバリシビリは動画の中で問いかけている。彼はトレーニングパートナーのキャメロン・サンドバルと話している。サンドバルはバンタム級ファイターで、今年3月のLFAショーでビクター・サントスに勝利し、戦績を4勝0敗としたばかりだ。

「頭を蹴られてつま先を折られたのはお前の責任だ」とサンドバルは言った。

「切るぞ」とドバリシビリは言った。

注目すべきは、けがも、それに伴う議論も、深刻なものではなかったようだ。とはいえ、タイトル戦前のドバリシビリの過去の行動を考えると、このニュースを公表したのは奇妙な判断だった。

ドバリシビリは、2024年9月のUFC306でオマリーと初対戦する1か月前に、左目の上の小さな切り傷を縫合する必要があると明かし、UFC CEOのダナ・ホワイトの怒りを買った。ホワイトは、この情報を公表したドバリシビリの決断​​を「次元が違うほど愚かだ」と評した。

今年1月に行われたUFC311での初防衛戦を前に、ドバリシビリは再び健康問題に悩まされていたが、その事実は試合後、それまで無敗だったウマル・ヌルマゴメドフに判定で勝利するまで明かされなかった。ドバリシビリは右脚に2カ所の切り傷を負っており、試合後の記者会見でその傷を見せた。コーチのジョン・ウッドは先日、ブドウ球菌感染症と傷の抗生物質治療のため、ドバリシビリは「この試合では半死半生の状態だった」と語っている。

6月7日に開催されるUFC316では、ドバリシビリ対オマリーの再戦がメインイベントとなる。UFC306での初対戦では、ドバリシビリはレスリングでオマリーを圧倒し、判定でバンタム級王座を獲得した。2018年4月以来、負けなしのドバリシビリにとって、これは12連勝となった。

メラブ・ドバリシビリが負傷を明かすのはいつものことだが、今回も試合前のパフォーマンスだろうか。試合には万全で挑んでもらいたい。