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アルジャメイン・スターリング、ブライアン・オルテガ戦を「生きた悪夢」と明かす

アルジャメイン・スターリングはブライアン・オルテガとの試合で勝利を収めたが、5ラウンドのセミメインイベント終盤で悲劇が訪れる寸前だった。

全ジャッジのスコアカードで満場一致の判定勝利を収めた後、スターリングは深刻な肘の負傷を負っていたことを明かし、オルテガに逆転のチャンスを譲ることにパニックに陥った。粘り強く戦い勝利を収めたものの、その後の展開に少し不安を感じたと認める。しかし、幸いにも冷静さを保ち、グラップリングに切り替えて試合をコントロールすることができた。

「第4ラウンドで最後に肘を当てた時は、防御するために腕を上げることさえできなかった」とスターリングはUFC上海の試合後に語った。
「彼が攻めてきた時、まるで生きた悪夢のようだった。回り込むことしかできないから、彼がミスをしてくれればいいのにと思った。実際、彼はミスをして、彼の背中を取って倒すことができたんだ」と明かした。

スターリングは土曜日の試合前にいくつかの問題を抱えていたことを認めていたが、肘のケガは第4ラウンドで起きた。

「試合中に起きたのは間違いない。第5ラウンドですぐにそれが表れた」とスターリングは肘のケガについて語った。

肘の故障に悩まされていたにもかかわらず、スターリングは試合を通して力強い打撃スキルを披露し、完封勝利を収めた。

当初フェザー級で予定されていたこの対戦は、オルテガがノンタイトル戦で146ポンドまで減量に苦戦したため、キャッチウェイトでの試合となった。その結果、試合は153ポンドで行われることになったが、スターリングはオルテガの減量問題に惑わされることなく、試合に臨んだ。

「彼は以前にも、体重計の上では死にそうな状態だったのに、いざ試合に出てみると素晴らしいパフォーマンスを見せたことがある」とスターリングは語った。「“コリアン・ゾンビ”チャン・ソンジョンは、マスタークラスのボクサーのように見せかけた試合だったのに、最後はバックエルボーでノックアウトした。彼が本気で戦うことは分かっていたよ」

肘のケガにも関わらず、ブライアン・オルテガに勝利したアルジャメイン・スターリング。生きた悪夢と対峙するのはもうごめんだろうか。ギリギリの試合もファンは期待している。