土曜夜にマンチェスターで開催されたMisfits Boxing 22――元UFCファイターのダレン・ティルとルーク・ロックホールドが激突したメインイベントは、予想以上の衝撃KO劇となった!序盤はルーク・ロックホールドが精度の高いパンチで主導権を握り、“第1ラウンドは完全に掌握”と思われたが、終盤にダレン・ティルの左の強打が炸裂。元UFC&ストライクフォース王者のロックホールドは膝をつき、カウントギリギリで起き上がるも、ラウンド終了後には間違ったコーナーへ歩き出すほどダメージが深刻。
第2ラウンド、ティルは明らかに仕留めにかかる。ややペースダウンも見せるが、ロックホールドを再びダウンさせ会場の興奮は最高潮に。しかしレフェリーの判断ミスもあり、ロックホールドへの連打は止まらず。ここでレフェリー、セコンド共に試合を止めるべき状況だったが、試合は続行されてしまう。
そして第3ラウンド、ついにダレン・ティルがロックホールドを完膚なきまでにノックアウト!ダメージを積み重ねた末の、“無慈悲な一撃”で完全決着となった。Misfits Boxingで3連勝となったティルは今回も実力とメンタルの強さを見事に発揮。試合後はさらなる野望を口にし、カール・フロッチとの対戦希望までアピールした。
格闘技界の荒波に揉まれてきたダレン・ティル、そしてルーク・ロックホールド。敗れはしたが、ロックホールドのタフな精神も光ったこの試合!まだまだ逆境からの再起、ドラマはここからだ!ティルの勢いと、ロックホールドの底力――両者の次なるチャレンジや逆襲にも期待が膨らむ。リングは常に新たな英雄を待っている!