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ルーク・ロックホールド、引退をほのめかす「こんな打撃はもう受けていられない」

ルーク・ロックホールドが終止符を打つのか――Misfits Boxing 22のメインイベントで元UFC&ストライクフォース王者、ルーク・ロックホールドがダレン・ティルに3ラウンドKOで敗戦した。1Rからティルの強打にダウンを奪われ、3Rには会場がどよめく無慈悲なオーバーハンドで完全ノックアウト。かつての絶対王者も、その一撃で意識を飛ばされた。ロックホールドは試合後に「これからはゴルフスイングに励む」とSNSで意味深なコメントを発信、引退を強く示唆した。

The Ariel Helwani Showのインタビューでも「40歳の自分には、もはやあんなパンチを受ける余力はない」と本音を吐露。「すでにこのスポーツでやり残したことはほぼない。チャンピオンの座も、空手、素手、ボクシング、トップクラスの柔術も経験した。挑戦すること、闘うことは自分の人生だが、いったん競技シューズは棚上げだ」と現役続行への未練は薄い。実際MMAラストとなったUFCパウロ・コスタ戦後もBKFCやKarate Combat、今回のプロボクシングと様々な競技で己を試してきた。

ティル戦については「準備のスパーリング不足が響いた。やはり純然たるボクサーとの一戦は甘くなかった」と自己分析しつつも、「今後も自分を追い込み、違う方法で挑み続けたい。格闘技は競技だけでなく生き方そのもの。サーフィンもスケートも柔術も続ける」と語るなど、闘志は衰えていない。

老獪さと情熱をあわせ持ち、常にチャレンジを恐れないルーク・ロックホールド。そのファイティングスピリットは世代を超えて語り継がれるだろう!リングから離れても、また何かを成し遂げてくれるはず。ロックホールドの“次なる挑戦”に、これからも大きな期待と声援を送ろう!