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ラジャ・ジャクソン、プロレスラー暴行で2件起訴へ 検察は量刑加重も要求!

UFCレジェンド、クイントン“ランペイジ”ジャクソンの息子ラジャ・ジャクソン(25)が2025年8月にロサンゼルスで行われたインディ系プロレス大会で大事件を起こした。ラジャはリング上でプロレスラーのスチュアート・スミス(リング名サイコ・スチュ)に急襲を仕掛け、意識を失った被害者に20発以上のパンチを浴びせるという衝撃的な暴力行為に及んだのである。

発端はイベント前、スミスがラジャを勘違いしてビール缶をぶつけたこと。両者はその後一旦和解したものの、ラジャはライブ配信で「本気で仕返しする」と宣言し、その言葉通り暴力に走ってしまった。スミスは顎の骨折、歯の損傷、頭部裂傷など重傷を負い、数日間入院。その後退院したが、長期間の療養が必要とされている。

事件直後、父クイントン・ジャクソンは「息子はプロレスラーじゃない。リングに上がるべきではなかった」と痛烈に非難し、「刑務所に行くべきだ」とまでコメントを残した。会場を主催したプロ団体も「安全なステージが暴力に変わった」としてラジャの今後の出場禁止を発表した。警察は暴行容疑で捜査に乗り出し、ラジャは9月に逮捕。保釈金5万ドルで一時釈放されたが、今後は重罪・軽罪バッテリーなど複数の罪に問われ、最長4年以上の実刑も見込まれている。[6]

今回の事件はパフォーマンスとリアルの境界線を大きく揺るがしたが、だからこそプロレスという“安全なリング”の大切さが改めて浮き彫りになった瞬間だ。スチュアート・スミスの復活をファンは信じて待っているし、ラジャ・ジャクソンも自身の過ちを猛省し、もう一度「正々堂々」の世界で戦い直してほしい。熱はリングの上で爆発させろ、リングの外じゃなく!これこそ“スポーツマンシップ”の真価――これからの両者の動向に、期待とエールを送りたい!