今週の『The MMA Hour』に登場したジョルジュ・サンピエールは、現在の状況を語った後、今後の対戦相手の候補としてネイト・ディアスとタイロン・ウッドリーについて語っています。
サンピエールはディアスやウッドリーと戦うことについてはリスクしかないと考えているようです。
「ネイト・ディアスとの試合は、ニック・ディアスを破ったから本当に興味がないよ。論理的には、もし私がネイト・ディアスに勝ったとしても、それは私にとって普通のことだから、リスクを取る価値がないね。私の言っていることがわかるよね?だって人々は私が勝つことを期待しているのだから。しかし私が負ければ、私のレガシーの多くを失うことになる。論理的に考えて、それは私にとって価値がないことだ」
「数年前、私はタイロン・ウッドリーと戦いたかった。そして私たちはお互いに文章上でやり合っていた。しかし私の頭の中で185ポンドで復帰するという考えになって、その方が理にかなっていると思ったから、私は185ポンドで行くことに決めたんだ。これまでずっと170ポンドで戦ってきたから、もし私が誰かと対戦してレガシーを賭けるなら、それは素晴らしいものにする必要がある。その男は特別な何かを成し遂げる必要があるね。もし自分のレガシーを危険にさらすなら、私にとってそれだけの価値があることを望んでいる。もし私が170ポンドの選手と戦うなら・・・タイロンは素晴らしいチャンピオンだし、ワンダボーイ(トンプソン)にも勝ったが、彼の最後の試合は歴史を作るほどではなかった。彼は試合に勝ったことは素晴らしいが、特別な戦いではなかったように感じるんだ」
さらにサンピエールは、コナー・マクレガーとの対戦の可能性についても語っています。
もしこの試合が実現すれば、UFC史上最高のペイパービュー売上となる可能性が高いカードですが、サンピエールにとってはお金が原動力にならないようです。
「コナー・マクレガーだったら、最も多くのお金が交渉のテーブルに乗せられると思うよ。しかしながらレガシーを考えると、彼がそれに相応しい男だとは思わないんだ。お金の面で考えると、MMAの大ファンではない人たちであっても、コナー・マクレガーが誰なのかを知っている。彼はこのスポーツを別のレベルに引き上げた男だ。彼は最もカリスマのある男だと思うし、このスポーツで最も多くの売上を上げている男だよ。しかしレガシーについて話すと、私はお金よりも自分のレガシーに最も関心を持っている。お金も良いが、私が復帰するとなれば、もっとレガシーを考えた試合となるだろうね」
サンピエールはネイト・ディアス、タイロン・ウッドリー、コナー・マクレガークラスであっても対戦相手として完璧だとは思っていないようです。サンピエールを納得させる選手との対戦が実現するときに限り、今後UFCに復帰するのかもしれません。
(mmafighting)