インタビュー・コメント

ヴェウドゥム「時間がかかっても必ずタイトルに挑戦する」

先日開催されたUFCロンドンのメインイベントでは、アレクサンドル・ヴォルコフがファブリシオ・ヴェウドゥムを第4ラウンドノックアウトで勝利を収めました。

敗れたヴェウドゥムは、『MMA Fighting』でこの試合を振り返って次のように語っています。

「ヴォルコフを弱めることはできなかったし、彼はグラウンドでよく戦ってディフェンスしていた。この試合は忍耐が私の最大の敵だったと思う。もし私がもっと我慢強くいれば、この試合の結果は違っただろうと思う。私は彼のパンチにすぐやり返したが、それが必要だったとは思わない。もう少し一息つけば良かったんだ。しかしそのように試合の後に言うのは簡単だが、私はそのときはそう感じたんだ」

「最初の3ラウンドは勝ったと思ったが、もう少し一息つくことが必要だった。プレイステーションでゲームをしているときのようにエネルギーが下がってしまい、パンチの応酬をするには私のエネルギーが低すぎたんだ」

「私の邪魔をしたもう一つは私の目だった。彼は第1ラウンドで私をエルボーで殴ってきたんだ。それが私を悩ませた。さらに第3ラウンドで彼が私を殴ったとき、私の目のすぐ下が切れてしまった。その打撃が私のパフォーマンスに大きな影響を与えたんだ。それはヴォルコフにとってメリットとなった」

8ヵ月で4試合戦ったヴェウドゥムですが、UFCロンドンにはその影響はなかったと語ります。さらに彼は2018年も引き続き活動していこうと計画しています。

「できるだけ早く復帰したい。私はハファエル・コルデイロやチームと話をして、いつ復帰するのか決めなければならない。現在私はベルトから一歩後退していることをわかっているが、希望を失うことはない。私はいつかチャンピオンになることは間違いないのだからね。もちろんそのチャンスを得るにはあと2~3試合が必要だ。だから私は今ベルトについて語ることはできないし、それまでにいくつかのステップがあることも理解している」

「時間がかかるが、私はこのベルトを賭けて戦えると信じている。それは2~3年の間に実現するだろう。私はこのような敗北で引退することは考えていない。試合には2つの選択があり、それは勝つか負けるかだ。それで言うと今回私は勝利できなかったね」

ヴェウドゥムはUFCロンドンの前、7月のUFC226で行われるスティーペ・ミオシッチ対ダニエル・コーミエの試合に何かあったときのためのバックアップになるつもりだと考えていました。UFC226の可能性をなくすことはしないものの、オクタゴンへの復帰は急いでいないようです。

「金銭的なことで言えば、私はこの試合を止めることができたが、それはお金の問題ではない。私は本当に戦いを楽しんでいるんだ。私はUFCであと2試合あるが、2~3年以上戦うためにUFCと再契約をする予定だ。しかし私たちがどれだけ長く戦い続けるのかはわからない。私はこれまで決して大きなケガをすることはなかった。今回の試合でもいくつかの傷はあったが、骨折などの大きなケガはなかったからね」

「対戦相手を選ぶことはしないよ。UFCがどのような決定をするのか、何が起こるのか見てみよう。私はファンからもらった全てのメッセージに本当にハッピーになったんだ。今回は負けたにもかかわらず、多くのポジティブなメッセージを受け取って感動したよ。高く評価されたのはクールなことだったね。彼らは以前私にそれほど高い評価をしていたとは思わないが、今彼らは私のことをウォーリアーだと見ていると思うんだ。それが私にとって戦い続けるモチベーションとなるんだよ」

(mmafighting)