元UFCウェルター級、ミドル級チャンピオンのジョルジュ・サンピエールは、昨年11月に獲得したミドル級ベルトを返上して以降、今でも潰瘍性大腸炎に苦しんでいます。
しかし完全な復帰へと近づいていることは間違いありません。サンピエールは『MMA Fighting』のインタビューで次のように語っています。
「間違いなく最悪の状態は過ぎ去った。今は薬を投与している。薬と言うのは抗炎症薬で、それを服用しなければならないんだ。1回で終えることはできず、毎月薬を服用しているが、それももうすぐ終わるよ。現時点でほとんど全ての症状が消え去っているからね」
体調が良くなり次第再び試合に出場することが期待されますが、サンピエールは今後すぐに戦うつもりがないことを明らかにしています。
「今は誰かと戦う契約をしたくはない。なぜなら契約書にサインした時点でメンタル面での戦いが始まり、ストレスが一気に増大するからだ。だから私はストレスを気にしながら対処し、全てが終わればようやく楽しむことができる。健康面は私にとって最も重要なことだよ」
「しかし私は再び戦うことを絶対にしないわけではない。ドアはオープンなままにしてある。私がドアを閉めたとき、みんなどうなるかわかっているだろう。でも今はオープンにしてあるよ」
過去にサンピエールは、ハビブ・ヌルマゴメドフ対コナー・マクレガーの勝者と戦うチャンスがあるならば、興味深いものであると発言したことがありました。しかしサンピエールは戦うためにベストな体重があると語っています。
「以前よりもはるかに健康的だと感じている。今はおよそ183ポンドで、朝起きると184ポンドだ。この183、184ポンドが私の普段の体重だよ。私は誰もがベストなパフォーマンスを発揮できる最適な体重があると考えている。誰にでも当てはまるものだし、私自身にもその体重はある。ビスピン戦で体重を増やそうとしてが、それは間違いだった。自分がより良いパフォーマンスが出せるとわかっている体重に留まっておくべきだったんだ。しかし一つだけ確かなことは、私の健康面は危険にさらされていないということだ」
サンピエールはUFC229のメインイベントの勝者を次の対戦相手と考えているのか？という問いに対して次のように答えています。
「私はまだYESやNOを言うことはできない。私が言えることの一つは、UFCが私に155ポンドへ行って欲しくないと思っているということだ。彼らは再びベルトを返上されるのを恐れているのだろう。そして私もその考えを理解している。ビジネスの側面から彼らのことを理解しているよ」
(mmafighting)